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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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照葉蕃石榴(テリハバンジロウ)



照葉蕃石榴(テリハバンジロウ)はフトモモ科バンジロウ属の常緑低木である。
蕃石榴(バンジロウ)というのは、トロピカルフルーツのグアバ(guava)のことである。
ジュースやグアバ茶として知られる。
本種はその近縁種である。
別名を黄蕃石榴(キバンジロウ)ともいう。
原産地は南アメリカである。
広く熱帯・亜熱帯地域で栽培されているが、繁殖力が強く、日本でも要注意外来生物に指定されている。
日本では、沖縄及び小笠原諸島で栽培されている。
樹高は1~5メートルである。
樹皮は平滑である。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉は濃い緑色で、表面には艶がある。
開花時期は4~5月である。
花は葉の脇から出る。
花の色は白い。
たくさんの雄しべが外に飛び出す。
結実期は9~10月である。
熟すと果皮は赤くなり食べられる。
生食にしたり、ジャムなどに利用される。
英名はストロベリーグアバ(strawberry guava)である。
属名の Psidium はギリシャ語の「psidion(ざくろ)」からきている。
種小名の littorale は「海浜に生える」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Psidium littorale(=Psidium cattleyanum)


★面白い名前のついた蕃石榴
 赤い実どんな味がするかな




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西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)



西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草である。
ヨーロッパから中央アジアにかけて分布し、道端や林の中、野原などに生える。
北アメリカなどでも野生化している。
英名はセントジョーンズワート(St. John's wort)である。
鎮痛剤として知られ、十字軍の兵士も用いたという。
ハーブとしても利用されている。
また、抗うつ用サプリメントとして注目されている。
草丈は30~80センチくらいである。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
葉は小さな披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には明点が散在する。
開花時期は7~8月である。
花は黄色い5弁花である。
花弁の縁や葯(雄しべの花粉を入れる袋)には黒点がある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hypericum はギリシャ語の「hypo(下に)+ erice(草むら)」ないし「hyper(上に) + eikon(像)」に由来する。
種小名の perforatum は「貫通した」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hypericum perforatum


★似た姿いつも見ている弟切草
 違いはどこと興味の湧いて




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藻岩沙参(モイワシャジン)



藻岩沙参(モイワシャジン)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草である。
北海道、本州の東北地方、熊本県に分布し、山地の草地や岩場に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、モンゴルにも分布する。
基準標本は札幌市の藻岩山で採取された。
別名を満州釣鐘人参(マンシュウツリガネニンジン)という。
草丈は30~60センチくらいである。
根際から生える葉は卵円形で、長い柄がある。
茎につく葉は披針形ないし卵形で、向かい合って生える(対生)か互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ15~20ミリくらいの幅の広い釣鐘形の花をつける。
花の色は白ないし淡い紫色である。
花柱は花冠から少し突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Adenophora はギリシャ語の「adenos(腺)+phoreo(有する)」からきている。植物体全体に乳液を出す腺細胞があることから名づけられた。
種小名の pereskiifolia は「コノハサボテン属(Pereskia)のような葉の」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
学名:Adenophora pereskiifolia


★訪れる季節を少しずらすなら
 また新しい出合いの待ちて




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デルフィニウム・ブレヤヌム



デルフィニウム・ブレヤヌムはキンポウゲ科オオヒエンソウ属の多年草である。
原産地は中国の雲南省である。
麗江市を中心に標高3100~3700メートルの山地の草原に生える。
中国名は擬螺距翠雀花である。
草丈は65~180センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
自生地での開花時期は8~9月くらいである。
日本では6月くらいに開花する。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花の後ろに飛び出た距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が目立つ。
花弁は萼片の内側に4枚あるが、短くて目立たない。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
アルカロイドの1種であるデルフィニンを有し、有毒である。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の bulleyanum はイギリス人の綿花業者でアマチュアの庭師だった「ブレー(A. K. Bulley)さん」の名からきている。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Delphinium bulleyanum


★謎多き雲南の花また一つ
 北の大地に生き生き咲いて




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デルフィニウム・エラツム



デルフィニウム・エラツムはキンポウゲ科オオヒエンソウ属の多年草である。
ヨーロッパのピレネー山脈から西アジアにかけて分布し、山地の草地や岩礫地に生える。
英名はキャンドル・ラークスパー(candle larkspur)である。
園芸種のデルフィニウムの交配親の1つである。
草丈は120~180センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月くらいである。
茎先に穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、濃い青色の花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片で5枚ある。
花の後ろに飛び出た距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が目立つ。
花弁は萼片の内側に4枚あるが、短くて目立たない。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
アルカロイドの1種であるデルフィニンを有し、有毒である。
属名の Delphinium はギリシャ語の「delphinos(イルカ)」からきている。蕾の形から名づけられた。
種小名の elatum は「背の高い」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Delphinium elatum


★鮮やかな青が朝日に照り映える
 燕のようにイルカのように







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