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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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クリビア・キルタンティフロラ



クリビア・キルタンティフロラはヒガンバナ科クンシラン属(クリビア属)の常緑多年草である。
受け咲き君子蘭(ウケザキクンシラン:Clivia miniata)と君子蘭(クンシラン:Clivia nobilis)との種間雑種で、前者の影響を強く受けている。
両者ともに原産地は南アフリカのナタール地方である。
和名の君子蘭(クンシラン)はノビリス種を指すが、戦前に渡来して君子蘭(クンシラン)と呼ばれたのは本種のこととする説もある。
読み方はクリビア・キルタンシフロラとするものもある。
草丈は30センチから60センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は春を中心に不定期である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、15輪から20輪くらいの筒状の花を垂れ下げる。
花の色は朱色である。
属名の Clivia は19世紀のイギリスの「クライブ家(Clive)」出身の公爵夫人にちなんで名づけられた。
種小名の cyrtanthiflora は「キルタンツス属(Cyrtanthus)に似た花の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Clivia x cyrtanthiflora

★謎秘めて温室に咲く君子蘭
 その正体は果たして如何に




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宿根風船葛(シュッコンフウセンカズラ)



宿根風船葛(シュッコンフウセンカズラ)はムクロジ科フウセンカズラ属の蔓性多年草である。
原産地は中南アメリカである。
現在ではアフリカなどにも分布している。
草丈は2~5メートルくらいまで伸びる。
茎には剛毛が生える。
葉は2-3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、それが2-3回枝分かれをして1枚の葉となる。
小葉の形は披針形で先が尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は10月から1月くらいである。
葉の脇に花径1センチに満たない白い小さな花をつける。
4弁花で、花はよい香りがする。
花の後に、淡い茶色の風船形の実がなる。
中空のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、風船のように垂れ下がってつく。
なお、葛(かずら)は蔓性植物につけられる名である。
属名の Cardiospermum はギリシャ語の「cardia(心臓)+spermum(種子)」からきている。
種小名の grandiflorum は「大きな花の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Cardiospermum grandiflorum

★小さいがしっかり咲いた白い花
 実がなる頃にまた見に来るよ




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マンデビラ・サンデリ



マンデビラ・サンデリはキョウチクトウ科チリソケイ属(マンデビラ属)の蔓性多年草である。
マンデビラ属はアメリカ合衆国の南西部からアルゼンチンにかけて100種くらいが分布する。
本種の原産地はブラジルである。
蔓の丈は3~4メートルくらいになる。
古い株は木質化する。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は周年である。
花径は8センチくらいあり、花の色はピンクで濃淡がある。
花冠は先で5つに裂け、裂片の先は少しねじれる。
花の真ん中は黄橙色になる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Mandevilla はイギリス人の外交官で造園家の「マンデビル(Henry Mandeville, 1773-1861)さん」の名からきている。
種小名の sanderi はイギリス人の苗木職人「サンダー(Henry Frederick Conrad Sander, 1847-1920)さんの」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Mandevilla sanderi

★ブラジルを故郷とするサンデリの
 ピンクの色は心和ませ




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槙葉ブラシの木(マキバブラシノキ)



槙葉ブラシの木(マキバブラシノキ)はフトモモ科ブラシノキ属の常緑低木である。
原産地はオーストラリアの東部である。
ニューサウスウェールズ州の海岸近くに分布する。
和名の由来は、ブラシの木(ブラシノキ)の仲間で葉が槙(マキ)に似ることからきている。
学名のカリステモン・リギデュスないしカリステモン・リギドゥスで表示するところもある。
樹高は2~3メートルである。
葉は線形ないし細い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬い革質である。
開花時期は夏から秋である。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、ブラシのような花穂をつける。
濃い赤色のブラシの毛のように見えるものは雄しべである。
花弁や萼片は開花後すぐに落ちる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Callistemon はギリシャ語の「kallos(美しい)+ stemon(雄しべ) 」からきている。
種小名の rigidus は「堅い」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Callistemon rigidus

★葉の形どこが違っているのかな
 比べてみるもまた楽しくて




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水韮(ミズニラ)



水韮(ミズニラ)はミズニラ科ミズニラ属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、浅い沼や休耕田などに生えるシダ植物である。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
和名の由来は、水の中に生えて姿が韮(ニラ)に似ているというところからきている。
別名を池韮(イケニラ)ともいう。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
葉は線形で、長さは10~50センチくらいである。
葉の断面には4つの角がある円柱形で、先は次第に細くなる。
葉のつけ根の膨らんだところに胞子嚢(胞子をつくる場所)がある。
胞子をつくる時期は6~11月くらいである。
属名の Isoetes はギリシャ語の「isos(等しい)+etos(年)」からきている。常緑をさす言葉である。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Isoetes japonica

★水中に根づいたシダもあるのかと
 水韮を見る首かしげつつ




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