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新・花の仲間調べ

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大粟還り(オオアワガエリ)



大粟還り(オオアワガエリ)はイネ科アワガエリ属の多年草である。
英名をチモシー(timothy)という。
原産地はヨーロッパとアジア北部である。
アジア、オセアニア、南北アメリカなどで牧草として栽培されている。
日本へは明治時代の初期に渡来し、牧草として北海道で試植された。
現在では野生化して、全国各地の道端や野原などに生える。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は線形で柔らかく、数枚が互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
茎先に淡い緑色をした円柱形の花穂をつける。
花は小さく目立たない。
結実期は7~9月である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
種子を水盤の脱脂綿にまいて萌え出た苗を絹糸草(キヌイトソウ)という。
俳句では「絹糸草」が夏の季語である。
属名の Phleum はギリシャ語の「phleos(葦の一種の名)」からきている。
種小名の pratense は「草原に生える」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Phleum pratense


★名前だけ知っていたけどチモシーは
 こんな穂なのかと頷きながら




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