新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カンパヌラ・グロッセキー
カンパヌラ・グロッセキーはキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
属名の読み方は「カンパニュラ」とするものもある。
和名をハンガリー桔梗(ハンガリーギキョウ)という。
東ヨーロッパのルーマニア、ハンガリー、ブルガリアなどに分布する。
草丈は60~90センチくらいである。
株全体に剛毛が生える。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
茎の上部につく葉は卵形である。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、鐘形をした淡い青紫色の花を疎らにつける。
花冠や萼片にも白い毛が生える。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の grossekii は人名に由来する。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Campanula grossekii
★いろいろな種類があるねカンパニュラ
澄んだ鐘の音遠く近くに
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