新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カンパヌラ・ポシャルスキアナ
カンパヌラ・ポシャルスキアナはキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
属名の読み方は「カンパニュラ」とするものもある。
原産地はクロアチアのダルマチア地方である。
流通名を星桔梗(ホシギキョウ)という。
アルペンブルー(Alpen Blue)という園芸品種が知られている。
草丈は15~30センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3~9月くらいである。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い青紫色をした小さな花をたくさんつける。
花冠は幅の広い鐘形で、先は星形に5つに裂ける。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の poscharskyana はドレスデンの園芸家「ポシャルスキー(G. Poscharsky)さんの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Campanula poscharskyana
★色淡き星を散りばめ星桔梗
アドリア海を故里にして
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