新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
毬雄菜揉み(イガオナモミ)
毬雄菜揉み(イガオナモミ)はキク科オナモミ属の一年草である。
原産地はヨーロッパである。
戦後に渡来したものが日本各地に広がり、草地や荒れ地などに生える。
草丈は50~150センチくらいである。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つに浅く裂け、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面はざらつく。
雌雄同株である。
開花時期は7~10月くらいである。
茎先や葉の脇から円錐状の花序を出し、白っぽい黄緑色の花(頭花)をつける。
雄花は茎の上方につき、雌花は下方につく。
花の後にできる実は総苞に包まれた果苞で、周りに棘がある。
果苞や棘には毛が生える。
衣服や動物の毛に付着して散布される。
属名の Xanthium はギリシャ語の「xantho(黄色い)」からきている。
種小名の italicum は「イタリアの」という意味である。写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Xanthium italicum
★大きくて毛が一杯の実の姿
仲間と違うねよく見てごらん
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