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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「キク科」の記事一覧

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島薊(シマアザミ)



島薊(シマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
奄美大島から台湾南部にかけて分布し、海岸の岩場や砂地に生える。
草丈は50~100センチくらいである。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は3~5月くらいである。
茎先に花径4~5センチの大きな白い花(頭花)を上向きにつける。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は扁球形である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
なお、八重山諸島には紅紫色の花が多く、西表薊(イリオモテアザミ:Cirsium brevicaule var. irumtiense)として区別されたこともあるが、現在では異名として扱う見方が主流である。
属名の Cirsium はギリシャ語の「cirsos(静脈腫)」からきている。静脈腫に薬効のある植物につけられた名が転用された。
種小名の brevicaule は「短い茎の」という意味である。
写真は5月に沖縄本島の辺戸岬で撮った。
学名:Cirsium brevicaule


★訪れた甲斐があったと笑みもれる
 ここでなければ出逢えぬ姿




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アスター・ヒマライクス



アスター・ヒマライクスはキク科シオン属の多年草である。
中国の雲南省、ヒマラヤ、ミャンマー、インドのシッキム地方などに分布し、標高3600~4500メートルの山地の林の中や山の斜面に生える。
英名はヒマラヤ・アスター(Himalaya Aster)である。
草丈は10~30センチくらいである。
茎や葉には毛が生えている。
根際から生える葉はスプーン形で、葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎につく葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は半ば茎を抱く。
開花時期は7~8月である。
茎先に花径2~3センチの青紫色の花(頭花)をつける。
舌状花は青紫色、真ん中の筒状花は黄色ないし茶色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Aster はギリシャ語の「aster(星)」からきている。頭花が放射状をなすことから名づけられた。
種小名の himalaicus は「ヒマラヤ山脈の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aster himalaicus


★ヒマラヤに咲くアスターは毛深いが
 花色冴えてなかなか美男




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細葉の山母子(ホソバノヤマハハコ)



細葉の山母子(ホソバノヤマハハコ)はキク科ヤマハハコ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方(福井・愛知県)から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
草丈は30センチくらいで、近縁種の山母子(ヤマハハコ)よりも小形である。
茎は白い綿毛に覆われる。
葉は細長い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の幅は2~6ミリくらいである。
開花時期は8月から9月である。
枝の先にたくさん花(頭花)をつける。
白い花弁に見える部分は総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の margaritacea は「真珠のような」という意味である。
変種名の angustifolia は「細葉の」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Anaphalis margaritacea var. angustifolia


★なるほどね葉っぱがかなり細くって
 ひ弱に見える花支えるに




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姫蓬(ヒメヨモギ)



姫蓬(ヒメヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山野の草地に生える。
国の指定は受けていないが、絶滅危惧種に指定する県が多い。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は100~120センチくらいである。
茎は硬くて紫色を帯びるものが多く、よく枝分かれをする。
葉は羽状に深く裂けて細長く、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面には白い綿毛がある。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径1ミリくらいの小さな花(頭花)をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の feddei は20世紀のドイツの植物学者「フェッド(F. Fedde)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Artemisia feddei


★草丈はしっかりあるが姫蓬
 違っているよ葉っぱの形




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嫁菜(ヨメナ)



嫁菜(ヨメナ)はキク科ヨメナ属(シオン属)の多年草である。
日本固有種である。
本州の中部地方から九州にかけて分布し、草原や畦道などに普通に生える。
草丈は50~100センチくらいである。
茎は上部で少し枝分かれをする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色で、艶はあまりない。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月くらいである。
舌状花は白ないし淡い紫色で、筒状花は黄色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
実には冠毛はない。
春の若葉は食用となり、これが和名の由来ともなっている。
和名の由来は、婿菜(ムコナ)とも呼ばれる白山菊(シラヤマギク)との対比でつけられたものである。
属名の Kalimeris は、ギリシャ語の「kalos(美しい)+mero(部分)」からきている。花弁が美しいことから名づけられた。
種小名のyomena は日本語の「ヨメナ」のことである。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Kalimeris yomena(=Aster yomena)


★野の花をここで撮るのも悔しいが
 西の花ゆえ機会も乏しく




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