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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「キク科」の記事一覧

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瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)



瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)はキク科ヒゴタイ属の多年草である。
別名を裏白肥後体(ウラジロヒゴタイ)という。
日本にも分布する肥後体(ヒゴタイ)の近縁種である。
原産地はユーラシア大陸である。
南ヨーロッパから西シベリアにかけて広く分布する。
薬用植物とされるほか観賞用ともされる。
草丈は60~120センチくらいである。
茎や葉の裏には灰白色の綿毛がたくさん生える。
葉は長い楕円形で互い違いに生える(互生)。
葉は羽状に中ほどまで裂け、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~8月である。
茎先に花径4~5センチの青紫色をしたボールのような花を咲かせる。
小さな筒状花の集合体である。
筒状花は先が5つに深く裂ける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Echinops はギリシャ語の「echino(はりねずみ)+ops(似ている)」からきている。
種小名の ritro は「庭の」という意味である。
写真は7月に神代植物公園で撮った。
学名:Echinops ritro


★瑠璃玉の名がお似合いの立ち姿
 夏の陽射しに抗うように




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エリゲロン・フレッティー



エリゲロン・フレッティーはキク科ムカシヨモギ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
合衆国のワシントン州西部にあるオリンピック山脈の固有種である。
亜高山や高山の峰に生える。
草丈は5~10センチくらいである。
根際から生える葉は披針形で波打ち、灰色がかっている。
開花時期は真夏である。
短い花茎の先に花径1~2センチくらいの小さな花(頭花)をつける。
花の色は白ないし紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」からきている。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味である。
種小名の flettii はアメリカ人の植物学者「フレット(J. B. Flett)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Erigeron flettii


★アメリカの高山に咲くエリゲロン
 その名気高きオリンポスの峰




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樊かい草(ハンカイソウ)



樊かい草(ハンカイソウ)はキク科メタカラコウ属の多年草である。
「かい」の字は「檜」の字の木偏を口偏に変えたものを充てる。
三国志に登場する劉邦の義兄弟で重臣であった武将の名である。
本州の静岡県から九州にかけて分布し、山地の湿った草地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は80~150センチくらいである。
直立する茎には毛は生えておらず、黒紫色の斑が入る。
根際から生える葉には長い柄があり、長さも幅も30センチくらいあって大形である。
葉は手のひら状に深く裂け、裂片は更に切れ込む。
茎につく葉には柄はなく茎を抱き、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
茎の上部で枝分かれをして、先に花径10センチくらいの大きな黄色い花(頭花)を数輪つける。
花の真ん中にはたくさんの筒状花があり、周りには10枚くらいの舌状花がつく。
花の後にできる実は長さが1センチくらいあるそう果(1つの種子しかなく開かないもの)である。
蒲公英(タンポポ)のような冠毛があって、風で散布される。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ligularia japonica


★湿原に生える草より背も高く
 黄金の花が首突き出して




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エキナケア・パリダ



エキナケア・パリダはキク科ムラサキバレンギク属(エキナケア属)の多年草である。
属名の読み方は「エキナセア」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
エキナケア・アングスティフォリア(Echinacea angustifolia)に似るが、舌状花が垂れ下がる特徴がある。
草丈は50センチから90センチくらいである。
茎は直立をする。
葉は細長い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~9月くらいである。
花の色は淡い紅紫色である。
舌状花が垂れ下がるので、ピンクのリボンがぶら下がっているように見える。
筒状花は円錐状である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
古くから抗菌ハーブとして用いられてきた。
属名の Echinacea はギリシャ語の「echino(はりねずみ)」からきている。硬い筒状花をはりねずみにたとえて名づけたものである。
種小名の pallida は「淡い色の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Echinacea pallida


★垂れ下がるリボンのような花びらが
 不思議なムード生み出すようで




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エキナケア・テネシエンシス



エキナケア・テネシエンシスはキク科ムラサキバレンギク属(エキナケア属)の多年草である。
属名の読み方は「エキナセア」とするものもある。
原産地は北アメリカのテネシー州である。
英名はテネシーコーンフラワー(Tennessee coneflower)である。
連邦政府によって「絶滅危惧種(G2)」に指定されている。
草丈は50~90センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~9月くらいである。
舌状花の色は淡い紅紫色である。
舌状花が垂れないのが特徴である。
筒状花は円錐状である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
古くから抗菌ハーブとして用いられてきた。
属名の Echinacea はギリシャ語の「echino(はりねずみ)」からきている。硬い筒状花をはりねずみにたとえて名づけたものである。
種小名の tennesseensis は「(アメリカ合衆国の)テネシー州の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Echinacea tennesseensis


★テネシーの名前がどこか懐かしい
 エキナケアの花優しく咲いて




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