新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
岩垂草(イワダレソウ)
岩垂草(イワダレソウ)はクマツヅラ科イワダレソウ属の多年草である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地や岩地などに生える。
茎は地面を這って伸びる。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は倒卵形で厚く、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~10月である。
葉の脇から円柱形をした松笠(マツカサ)のような花序(花の集まり)を出し、淡い紅紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は先が5つに裂ける。
花は下から上へ咲き上がる。
和名の由来は、岩場に垂れるようにして咲くことからきている。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Lippia nodiflora
★不思議なる花の姿に魅せられて
しばし眺める岩垂草を
花図鑑
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