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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ゴマノハグサ科」の記事一覧

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トレニア



トレニアはゴマノハグサ科ツルウリクサ属(トレニア属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)アゼナ科とされる。
トレニア属は東南アジアやアフリカに60種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
日本にも蔓瓜草(ツルウリクサ)が分布し、属名の和名はツルウリクサ属という。
本種の原産地はベトナムである。
英名はブルーウィングス(bluewings)やウィッシュボーンフラワー(wishbone flower)である。
ウィッシュボーンは鳥の胸のV字形をした骨のことである。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
園芸上は一年草扱いをされ、庭植えや鉢植えで観賞用に栽培されている。
和名は花瓜草(ハナウリクサ)という。
和名の由来は、蔓瓜草(ツルウリクサ)の仲間で花がきれいなことからきている。
トレニアは属名であるが、YListでは本種の別名として記載している。
草丈は20センチから30センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から10月である。
紫青色をした花径15ミリから20ミリくらいの唇形の花をつける。
園芸品種には花の色が白やピンク、青などのものもある。
喉の部分には黄色の斑紋が入る。
上唇は浅く2つに裂ける。
下唇は上唇より大きく、3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「ひらめき」である。
8月6日の誕生花である。
属名の Torenia はスウェーデン人の宣教師「トレン(Olaf Toren, 1718-1753)さん」の名からきている。
種小名の fournieri はドイツ人の植物学者「フルニエ(Eugene Fournier, 1834-1884)さんの」という意味である。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Torenia fournieri

★暑いから乾杯しようごくごくと
 咲くトレニアは水が大好き
☆トレニアはちょっとおすまし見つめれば
 得意顔して悪戯仕掛け



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ベルバスクム・オリンピクム



ベルバスクム・オリンピクムはゴマノハグサ科モウズイカ属(ベルバスクム属)の多年草である。
ベルバスクム属は地中海沿岸地方を中心に、アジアやヨーロッパに250種くらいが分布する。
園芸的にはバーバスカムという英語風の呼び名が使われている。
日本へは毛蕋花(モウズイカ)などが導入されていて、属名の和名はモウズイカ属という。
本種は、ギリシャとトルコに分布する。
英名はグレックマレイン(Greek mullein)という。
マレインは毛蕋花(モウズイカ)の仲間を指すことばで、イングリッシュガーデンで人気がある。
草丈は50センチから200センチくらいである。
根際から生える葉は楕円形で、ロゼット状となり大きい。
葉は全体を白い綿毛が覆い、ビロード状で美しい。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、茎の上部へいくほど小さくなる。
開花時期は5月から9月くらいである。
花茎を伸ばして穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い5弁花を疎らにつける。
花径は3センチくらいである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Verbascum はラテン語の「barba(ひげ)」からきている。
種小名の olympicum は「(ギリシャの)オリンピアの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Verbascum olympicum

★ずんと咲く背高のっぽのマレインに
 後ずさりして腕組み眺め



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コリン草(コリンソウ)



コリン草(コリンソウ)はゴマノハグサ科コリンシア属の一年草である。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
コリンシア属は20種くらいが分布する。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の太平洋沿岸地方に分布し、標高1000メートル以下の地域に生える。
英名はチャイニーズハウス(Chinese houses)という。
これは、花序の形を中国の仏塔にたとえたものである。
日本では主として花壇用とされるが、切り花用として用いられることもある。
属名のコリンシアや学名のコリンシア・ヘテロフィラで表示するものもある。
草丈は10センチから50センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4月から6月くらいである。
葉の脇に先が非対称の唇形に裂ける花を輪のように並べ、段々に咲かせる。
花径は3センチくらいである。
上唇は白く、下唇は白地で先がラベンダー色になる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Collinsia はアメリカの植物学者「コリンズ(Zacchaeus Collins, 1764-1831)さん」の名からきている。
種小名の heterophylla は「いろいろの形の葉の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Collinsia heterophylla(syn. Collinsia bicolor)

★出合いたる花は不思議な色模様
 見立てた姿は仏塔なると



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カエノリヌム・オリガニフォリウム



カエノリヌム・オリガニフォリウムはゴマノハグサ科ヒナウンラン属(カエノリヌム属)の多年草である。
カエノリヌム属は地中海沿岸地方からトルコにかけて20種くらいが分布する。
同属のカエノリヌム・ミヌス(Chaenorhinum minus)の和名を雛雲蘭(ヒナウンラン)というので、属名の和名をヒナウンラン属という。
分類体系によっては(APGIII)オオバコ科とされる。
本種の原産地はヨーロッパの南西部で、石灰岩地帯に生える。
日本ではグランドカバーなどに利用される。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は小さい卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~10月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの淡い紫色をした唇形の花を次々とつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Chaenomeles はギリシャ語の「chaino(開いた)+rhinum(鼻)」からきている。
種小名の origanifolium は「ハナハッカ属(Origanum)のような葉の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
園芸品種のサマースカイズ(Summer Skies)である。
学名:Chaenorhinum origanifolium

★めずらしい花の名前に目を細め
 じっと見入ればそよ風渡り



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ベロニカ・スピカータ



ベロニカ・スピカータはゴマノハグサ科クワガタソウ属(ルリトラノオ属)の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
ヨーロッパから北アジアにかけてユーラシア大陸に広く分布する。
特徴は矮性種で花数が多いことである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から9月くらいである。
茎先に長い穂状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色の小さな花をたくさんつける。
花径は4ミリから8ミリくらいで、花冠は4つに深く裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の spicata は「穂状の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
園芸品種のロイヤルキャンドル(Royal Candles)である。
学名:Veronica spicata (syn. Pseudolysimachion spicatum)

★たくさんの青いキャンドル飾り立て
 楽しそうだね誰のお祝い




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