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単棘団扇(タンシウチワ)

単棘団扇(タンシウチワ)

単棘団扇(タンシウチワ)はサボテン科オプンティア属の多年草である。
ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンなどに分布する団扇サボテンの仲間である。
日本へは大正時代に渡来し、伊豆半島や四国、九州、沖縄などでは公園や庭園に植えられている。
樹高は2~5メートルくらいになる。
幹は木質化して太く、よく枝分かれをする。
鋭い棘に覆われている。
茎節は倒卵形ないし細長い楕円形で、鋭い棘が生えている。
開花時期は6~9月である。
花径4~5センチくらいの黄色ないし橙色の大きな花をつける。
実は赤紫色に熟し、食用になる。
属名の Opuntia はラテン語の「opuntis(オプースの)」からきている。オープス(opus)はギリシャの地名。
種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
熱中して撮っていたら額が葉の棘に触れてひどい目に遭った。
学名:Opuntia vulgaris


★満開の花に見とれて棘を刺す
 単棘団扇はサボテンだった


単棘団扇(タンシウチワ)

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