忍者ブログ

新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「スミレ科」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

蝦夷高嶺菫(エゾタカネスミレ)



蝦夷高嶺菫(エゾタカネスミレ)はスミレ科スミレ属(ビオラ属)の多年草である。
ビオラ属は世界に500種くらいが分布する。
また、スミレ、パンジー、ビオラなどの仲間があり、多くの園芸品種が生まれている。
日本にも菫(スミレ)などが分布し、属名の和名をスミレ属という。
本種は日本固有種である
北海道に分布し、大雪山、夕張岳、日高山脈、羊蹄山などの高山や亜高山の砂礫池に生える。
基本種は高嶺菫(タカネスミレ)で、本種はその亜種である。
草丈は5センチから10センチくらいの有茎種である。
葉は心形で艶がなく、葉柄が無毛というのが特徴である。
開花時期は6月から8月である。
花径は2センチくらいである。
花の色は黄色く、唇形である。
上弁や側弁は後方に反り返る。
唇弁はやや広く、紅紫色の筋が入る。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)はごく短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の crassa は「多肉質の」という意味である。
亜種名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Viola crassa subsp. borealis

★迷いつつ登らなかったあの山の
 短い夏に思いを馳せて



植物図鑑
花図鑑
ミラーサイト


味の麺匠戸田久フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル








PR

金比羅菫(コンピラスミレ)



金比羅菫(コンピラスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は紫背菫(シハイスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は葉の中央部にだけ斑が入ることである。
本州の中部地方(長野県)から九州にかけて分布し、山地や低山の林の中や草地に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、香川県の琴平町で発見されたことからきている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種で、全体に毛は生えていない。
葉は幅の狭い三角状の卵形である。
表面には艶があり、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は4月から5月である。
柄を伸ばして淡い紅紫色の花を横向きにつける。
花径は2センチくらいの5弁花である。
側弁には毛が生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は先がやや上向きに曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、紫色の斑点がある。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の violacea は「菫色の」という意味である。
品種名の pictifolia は「絵のように美しい葉の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola violacea f. pictifolia


★小さくてピンクの花が可愛いね
 紫背菫は西に咲く花




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


白花長葉の菫細辛(シロバナナガバノスミレサイシン)



白花長葉の菫細辛(シロバナナガバノスミレサイシン)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は長葉の菫細辛(ナガバノスミレサイシン)の品種の1つとされている。
基本種の花の色が淡い紫色なのに比べて本種の花の色は白い。
本州の福島県から四国にかけて太平洋側に分布し、山地や低地の林の中などに生える。
草丈は5センチから10センチくらいである。
無茎種である。
葉は細長い三角状の卵形である。
開花時期は4月から5月である。
花の色は白く、側弁に毛は生えていない。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は太くて短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の bissetii は明治時代の初期に来日したイギリス人の植物採集家「ビセット(J. Bisset)さんの」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola bissetii f. albiflora


★特徴は白く大きな花にある
 長い名前で覚えにくいよ




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


艶菫(ツヤスミレ)



艶菫(ツヤスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は立坪菫(タチツボスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は葉がやや厚く艶があることである。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、海岸に生える。
草丈は10センチから30センチくらいである。
有茎種である。
茎にも葉にも毛は生えていない。
葉は心形で艶がある。
葉の先は少し尖り、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
托葉(葉のつけ根にある付属体)は披針形で、櫛の歯のように深い切れ込みがある。
開花時期は3月から5月である。
花径は15ミリから20ミリくらいで、花の色は淡い紫色が中心である。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は6ミリから8ミリくらいで、紫色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつのの」という意味である。
品種名の lucida は「強い光沢のある」という意味である。
写真は4月に神代植物公園のすみれ展(日本すみれ研究会)で撮った。
学名:Viola grypoceras f. lucida


★海岸に似合う形に少しだけ
 姿を変えて艶菫咲く




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


アポイ立坪菫(アポイタチツボスミレ)



アポイ立坪菫(アポイタチツボスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
漢字では「アポイ立壷菫」とも書く。
北海道固有種である。
アポイ岳のほか天塩地方と夕張岳の蛇紋岩地帯に生える。
分類上はアイヌ立坪菫(アイヌタチツボスミレ)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は5センチから10センチくらいである。
有茎種である。
葉は心形である。
葉の先は少し尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には艶があり、裏面は紫色をしている。
開花時期は4月から6月である。
花の色は淡い紫色で、唇弁には濃い色の筋が入る。
また、側花弁のつけ根の部分には毛が生えている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の sachalinensis は「サハリンの」という意味である。
変種名の alpina は「高山に生える」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Viola sachalinensis var. alpina


★なるほどね葉っぱの色が違ってる
 花に比べて葉が大きいよ




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


カレンダー

10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター

楽  天

お買い物





AmazonStore
by amanatu



カテゴリー

最新TB

プロフィール

HN:
HP:
性別:
男性

QRコード

ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析





Copyright ©  -- 新・花の仲間調べ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / Powered by [PR]

 / 忍者ブログ