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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「セリ科」の記事一覧

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大葉血止め(オオバチドメ)

大葉血止め(オオバチドメ)


大葉血止め(オオバチドメ)はセリ科チドメグサ属の多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の湿った林の中に生える。
草丈は5~10センチくらいである。
茎は地面を這い、節から花茎を斜めに立ち上げる。
葉は円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は手のひら状に浅く切れ込む。
葉の表面には毛が生える。
開花時期は7~10月くらいである。
葉の脇から球状をした複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、緑白色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Hydrocotyle javanica


★小さくて見落としそうな草だけど
 足を止めれば一つの世界



大葉血止め(オオバチドメ)


花図鑑
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山芹(ヤマゼリ)

山芹(ヤマゼリ)


山芹(ヤマゼリ)はセリ科ヤマゼリ属の多年草である。
本州から九州にかけた分布し、山地の林の中や谷川沿いに生える。
草丈は60~100センチくらいである。
茎は丸くて中空で、上部で枝分かれをする。
葉は2回羽状複葉である。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるものである。
それが2回枝分かれを繰り返して1枚の葉となる。
小葉は卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、微毛が生える。
開花時期は7~10月である。
枝先に複散形花序を出し、小さな白色の花をたくさんつける。
散形花序というのは、茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序のことである。
複散形花序というのは、たくさん出た枝先に小さな散形花序がつくというように散形花序が組み合わさってできている。
複散形花序は、セリ科の多くに見られる特徴である。
1つ1つの花の花径は3~4枚で、5枚の花びら(花弁)があり、内側に向けて曲がる。
雄しべは5本である。
名の由来は、芹(セリ)に似て山地に生えることからきている。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ostericum sieboldii


★花の穂の一つや二つ枯れようと
 まだまだ元気山芹の花



山芹(ヤマゼリ)


花図鑑

藪人参(ヤブニンジン)

藪人参(ヤブニンジン)


藪人参(ヤブニンジン)はセリ科ヤブニンジン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や竹薮の縁などに生える。
草丈は30~60センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
葉は2回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、もう1回枝分かれした先にそれぞれ三つ葉をつける。
小葉の形は卵形である。
葉の質は薄くて軟らかく、両面に毛が生える。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面は白っぽい。
開花時期は4~5月である。
枝先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径1~2ミリの小さな白い花を疎らにつける。
花弁は5枚で、内側に曲がる。
花の後にできる実は棍棒のような形で、先に棘状の突起がある。
根茎は生薬で和藁本(わこうほん)といい、鎮痛、鎮痙薬とする。
和名の由来は、葉がニンジンに似て藪に生えることからきている。
写真は6月に信州の上高地で撮った。
学名:Osmorhiza aristata


★花びらの数も少なく小さいが
 今が花どき藪人参は



藪人参(ヤブニンジン)


花図鑑

エリンジウム・バリーフォリウム

エリンジウム・バリーフォリウム


エリンジウム・バリーフォリウムはセリ科ヒゴタイサイコ属の多年草である。
原産地は北アフリカである。
草丈は40~50センチである。
全体に棘がある。
葉は幅の広い卵形で、白っぽい葉脈が目立つ。
開花時期は6~7月である。
茎先に、銀灰色の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)をもった灰青色の花をつける。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Eryngium variifolium


★セリ科でも薊のような花つけて
 エリンジウムの不思議な姿



エリンジウム・バリーフォリウム


花図鑑

松毬薊(マツカサアザミ)

松毬薊(マツカサアザミ)


松毬薊(マツカサアザミ)はセリ科ヒゴタイサイコ属(エリンギウム属)の多年草である。
「薊」の名がつくが、アザミの仲間とは異なる。
原産地はヨーロッパである。
日本へは大正時代の初期に渡来した。
北海道や本州の高冷地が栽培に適する。
別名を丸葉の肥後体柴胡(マルバノヒゴタイサイコ)ともいう。
英名はシーホーリー(sea holly)である。
ホーリーは西洋柊のことである。
学名からエリンギウム・プラヌムの名で表示するところもある。
草丈は40~100センチくらいである。
茎には小さな棘がある。
葉は楕円形ないし心形で、縁は切れ込んでいて棘のようなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月くらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをして先に淡い青紫色をした花(頭花)をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)は線形である。
写真は8月に山形市植物園で撮った。
学名:Eryngium planum


★薊とは少し違うとわかるけど
 何セリ科だとこれはわからぬ



松毬薊(マツカサアザミ)


花図鑑

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