新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
尾上虎杖(オノエイタドリ)
- 2012/07/16 (Mon)
- タデ科 |
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尾上虎杖(オノエイタドリ)はタデ科イタドリ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山や高山の砂礫地に生える。
「尾上」というのは高山性の植物に冠せられる名称で、虎杖(イタドリ)の高山型変種である。
別名を富士虎杖(フジイタドリ)ともいう。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
雌雄異株である。
白ないし淡い紅紫色の花をつける。
花には花弁はなく、5枚の萼片からなる。
雄花には8本の雄しべがある。
雌花は子房の上に3本の花柱がある。
雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)ができる。
属名の Reynoutria はフランスの自然科学者「レノートル(B. von Reynoutre)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の compacta は「小形の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Reynoutria japonica var. compacta
★富士山のずいぶん上に咲くという
背丈も低い尾上虎杖
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