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中尊寺蓮(チュウソンジハス)



中尊寺蓮(チュウソンジハス)はハス科ハス属(ネルンボ属)の多年草である。
ネルンボ属は蓮(ハス)と北アメリカ原産の黄花蓮(キバナハス)の2種が分布する。
日本へも蓮(ハス)が古い時代に渡来しており、属名の和名をハス属という。
蓮(ハス)の原産地はインドとその周辺地域である。
日本へは中国を通じて伝わり、池や水田で栽培されてきた。
また、仏教では西方浄土に神聖な蓮の池があると信じられているため、寺の境内にも蓮池が多い。
本種の再生は、大賀蓮(オオガハス)で知られる大賀一郎博士が1950年に藤原泰衡(奥州藤原氏四代)の首桶から蓮の種子を発見したことに端を発する。
その後、中尊寺から依頼を受けた大賀門下の長島時子教授が1993年に発芽に成功し、1998年に開花にも成功して中尊寺の池に植えられた。
以上の由来から別名を泰衡蓮(ヤスヒラハス)ともいう。
およそ800年の歴史を経てよみがえった古代蓮である。
草丈は1メートルくらいである。
葉の形は偏円形で水面から立ち上がり、水をはじく。
開花時期は6月から7月である。
花の色は淡い鮮やかな紅色で、花弁数18枚の一重咲きである。
花径は20センチくらいある。
朝には開花し、午後には閉じてしまう。
花の後にできる実は蜂の巣状の堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
俳句では、「蓮の花」が夏の季語である。
東日本大震災の犠牲者への鎮魂と復興推進のシンボルとして東北各地への移植が進められている。
属名の Nelumbo はハスを指すスリランカでの現地語からきている。
種小名の nucifera は「堅果を持った」という意味である。
写真は7月に中尊寺で撮った。
学名:Nelumbo nucifera 'Chusonji-hasu'

★由緒ある蓮とはついぞ知らぬまま
 撮った画像に鎮魂籠めて





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