新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「バラ科」の記事一覧
- 2024.11.27
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- 2011.04.30
東錦(アズマニシキ)
- 2011.04.29
八重紅大島(ヤエベニオオシマ)
- 2011.04.27
麒麟(キリン)
- 2011.04.26
紅玉錦(ベニタマニシキ)
- 2011.04.25
旗桜(ハタザクラ)
東錦(アズマニシキ)
東錦(アズマニシキ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
サトザクラの仲間の1つである。
荒川堤にあったとされ、佐野藤右衛門氏によって保存され残っている。
樹高は5~10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には芒(のぎ:イネなどの小穂に見られる針のような棘)状の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
花の色は淡い紅色で、花弁数は15枚から20枚である。
花径は5センチくらいある八重の大輪である。
花弁の外側がやや濃い色となるのが特徴である。
雌しべの葉化が見られる。
一総につく花の数は3~5輪である。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は5月に皇居東御苑で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Azumanishiki'
★豪快に咲いた姿の心地よく
思わず拍手春は爛漫
今日の花ドットコム
花図鑑
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八重紅大島(ヤエベニオオシマ)
八重紅大島(ヤエベニオオシマ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
大島桜(オオシマザクラ)の形質が強いが、サトザクラの形質も見られる。
このため両者を交配させたものと考えられている。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)の重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉や葉の柄には毛は生えていない。
開花時期は4月の中旬である。
葉の展開した後に花を咲かせる。
花径3センチくらいの中輪で、八重咲きである。
花の色は淡い紅色である。
花弁数は15~20枚くらいで、花弁の形は円形である。
萼筒の形は鐘形である。
一総に3~4輪の花をつける。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
変種名の speciosa は「華やかな」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana var. speciosa 'Yaebeni-Ohshima'
★大島と思えぬような花の色
ピンクの八重が微笑むように
今日の花ドットコム
花図鑑
麒麟(キリン)
麒麟(キリン)はバラ科サクラ属の落葉小高木である。
分類上はサトザクラ群の栽培品種である。
明治時代に桜の名所であった「荒川堤」から広まった。
樹高は4~8メートルくらいである。
樹形は盃状となる。
関山(カンザン)に似るが枝や幹がごつごつしている。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面には皺があり、葉脈が浮き出る。
葉や葉の柄には毛は生えていない。
開花時期は4月の下旬である。
花径4~5センチの八重咲きの大輪で、花の色は濃い紅色である。
花弁数は30~50枚くらいで、花弁の形は円形である。
葉化した雌しべが1~2本ある。
一総につく花の数は3~4輪である。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Kirin'
★濃い紅の色が豪華な鞠となり
唸るがごとき麒麟の姿
今日の花ドットコム
花図鑑
紅玉錦(ベニタマニシキ)
紅玉錦(ベニタマニシキ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
別名を松前紅玉錦(マツマエベニタマニシキ)ともいう。
北海道松前町で、浅利政俊さんが作出した園芸品種である。
半八重霞桜(ハンヤエカスミザクラ)とサトザクラを交配させ、1963年に生まれた。
樹高は5~10メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月の中旬から下旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花の色は淡い紅色で、八重咲きをする。
花弁数は50~100枚くらいあり、下垂してつく。
花弁の形は卵形である。
外側の花弁には濃い色が残る。
雌しべは葉化する。
結実はしない。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の lannesiana は園芸家「ラネスさんの」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Beni-tamanishiki'
★造られた花の華麗さ儚げで
思いも揺れて紅玉錦
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花図鑑
旗桜(ハタザクラ)
旗桜(ハタザクラ)はバラ科サクラ属の落葉高木である。
東京の荒川堤に植えられていたものの1つである。
旗弁という雄しべが花びらのように変化したものが時折2~3枚あるのが特徴であり、それが名の由来でもある。
分類上はサトザクラの1つとされている。
樹高は5~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月中旬である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
一重咲きの大輪である。
花の色は白く、花びらに皺のようなうねりがある。
なお、東京都文京区の白山神社を起源とする白山旗桜(ハクサンハタザクラ)が別にある。
これを別種とする説と同一とする説がある。
属名の Prunus は「plum(スモモ)」を意味する。
種小名の mume は「梅」のことである。
品種名の Vexillifera は「旗弁のある」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Prunus lannesiana 'Vexillifera'
★真っ白な花びらの中よく見れば
旗が立つさまどこか床しく
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