新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ヒユ科」の記事一覧
- 2024.11.25
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- 2016.09.06
すぎもり鶏頭(スギモリゲイトウ)
- 2012.09.19
葉鶏頭(ハゲイトウ)
- 2011.09.28
八丈猪の子槌(ハチジョウイノコズチ)
- 2011.09.27
丸葉猪子槌(マルバイノコズチ)
- 2011.09.25
紐鶏頭(ヒモゲイトウ)
すぎもり鶏頭(スギモリゲイトウ)
- 2016/09/06 (Tue)
- ヒユ科 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
すぎもり鶏頭(スギモリゲイトウ)はヒユ科ヒユ属(アマランツス属)の一年草である。
アマランツス属は世界に88種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
同属の中に葉を食用とするひゆ(ヒユ)が含まれ、属名の和名をヒユ属という。
本種の原産地は熱帯アメリカで、高地に生える。
現在では世界各地に広がり、観賞用に栽培されている。
また、中国や東南アジアでは種子や若葉を食用とする。
英名はレッドアマランス(red amaranth)という。
中国名は繁穗*(fansuixian)である。(*印=クサカンムリ+見)
日本への渡来時期についてははっきりした資料がない。
日本では観賞用として稀に庭植えで栽培され、逸出したものが野生化している。
「すぎもり」の名の由来は不明である。
鶏頭(ケイトウ)の名は花序を鶏冠(とさか)に見立てたものである。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先や葉の脇から穂状の花序を出し、暗い紅色の花をつける。
花穂はよく枝分かれをする。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
属名の Amaranthus はギリシャ語の「amaramthos(しぼまない)」からきている。
種小名の cruentus は「深紅の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Amaranthus cruentus
★野菜ならそんなものかと思うけど
大きすぎるね狭い日本じゃ
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葉鶏頭(ハゲイトウ)
- 2012/09/19 (Wed)
- ヒユ科 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
葉鶏頭(ハゲイトウ)はヒユ科ヒユ属の一年草である。
原産地は熱帯アジアである。
漢名を「雁来紅」という。
これは雁の訪れる時期に色づくことからきた名である。
属名からアマランサスとも呼ばれる。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
草丈は80~150センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
花は葉の脇につくが目立たない。
夏の終わりから秋にかけて黄色や紅色に色づく葉を楽しむ。
原産地では作物としても利用する。
属名の Amaranthus はギリシャ語の「amaramthos(しぼまない)」からきている。
種小名の tricolor は「3色の」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
品種名は、イエロースプレンダーとトリカラーパーフェクタである。
学名:Amaranthus tricolor
★とりどりの色が眩しい葉鶏頭
短い陽射し待ちかね開き
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八丈猪の子槌(ハチジョウイノコズチ)
八丈猪の子槌(ハチジョウイノコズチ)はヒユ科イノコズチ属の多年草である。
本州の南部から沖縄にかけて分布し、海岸の林の縁や道端に生える。
分類上は、日陰猪の子槌(ヒカゲイノコズチ)の変種とされている。
ただし、両者を区別しないとする見解もある。
草丈は50~90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、疎らに枝分かれをする。
茎に毛は生えていない。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は8~9月である。
茎先に細い花穂を出し、緑色の小さな花を疎らにつける。
花は両性花である。
花の後にできる実は胞果(薄い果皮の中に種子が1つ入っている)で、花序の軸に下向きにつく。
属名の Achyranthes はギリシャ語の「achyron(籾殻)+anthos(花)」からきている。淡い緑色で硬い籾殻のような花の様子を表したものである。
種小名の bidentata は「二歯の」という意味である。
変種名の hachijoensis は「八丈島の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Achyranthes bidentata var. hachijoensis
★海岸の近くに育つ猪の子槌
違いはどこか調べてみよう
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丸葉猪子槌(マルバイノコズチ)
丸葉猪子槌(マルバイノコズチ)はヒユ科イノコズチ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい道端や原野に生える。
分類上は、日向猪の子槌(ヒナタイノコズチ)の品種の1つとされている。
特徴は葉が丸いことである。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8~9月である。
茎先に細長い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、黄緑色の花を疎らにつける。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
実には針状の突起があり、衣服や動物の毛について運ばれる。
属名の Achyranthes はギリシャ語の「achyron(籾殻)+anthos(花)」からきている。淡い緑色で硬い籾殻のような花の様子を表したものである。
種小名の fauriei は明治時代の宣教師「フォーリーさんの」という意味である。日本の植物を採集した。
品種名の rotundifolia は「円形葉の」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Achyranthes fauriei f. rotundifolia
★葉の形どうして丸くなったかな
草の不思議に思いめぐらし
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紐鶏頭(ヒモゲイトウ)
紐鶏頭(ヒモゲイトウ)はヒユ科ヒユ属の一年草である。
原産地はアンデス地方である。
葉鶏頭(ハゲイトウ)に近い仲間だが、紐鶏頭(ヒモゲイトウ)は花穂を楽しむ。
別名をアマランツス・カウダツスという。
草丈は70~100センチくらいになり、花壇に適する。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期8~10月である。
紅色の花穂がひも状に長く垂れ下がる。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
アマランサスの名で自然食品としても出回っている。
属名の Amaranthus はギリシャ語の「amaramthos(しぼまない)」からきている。
種小名の caudatus は「尾のある」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
園芸品種のレッドとグリーンである。
学名:Amaranthus caudatus
★ぶらぶらと花穂垂らして紐鶏頭
ユニークだよね花と呼ぶには
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