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白花品川萩(シロバナシナガワハギ)



白花品川萩(シロバナシナガワハギ)はマメ科シナガワハギ属の一年草または越年草である。
シナガワハギ属は世界に19種が分布する。
日本の在来種にはないが、数種が帰化している。
本種の原産地はアフリカや西アジア、中央アジアである。
日本へは牧草として導入されたが、経済的栽培はされなかった。
現在では、北海道から沖縄にかけて日本全国に分布する帰化植物である。
北海道のブルーリストではA3ランク(北海道に定着しており、生態系等への影響が報告または懸念されている外来種)に選定されている。
和名の由来は、近縁種の品川萩(シナガワハギ)が品川付近で発見されたことからきており、その白花種であることから名づけられた。
別名を小米萩(コゴメハギ)という。
草丈は50センチから120センチくらいである。
茎は直立し、上部でよく枝分かれをする。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は倒披針形である。
小葉の縁には疎らにぎざぎざ(鋸歯)があり、裏面には圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をたくさんつける。
花は長さが2~3ミリで小さい。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Melilotus はギリシャ語の「meli(蜂蜜)+lotos(ミヤコグサ属)」からきている。ミヤコグサに似て蜜蜂が集まるということで名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
種小名の albus は「白い」という意味である。
写真は6月に都立木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Melilotus officinalis subsp. albus(syn. Melilotus albus)

★背が高く見かけは違っているけれど
 品川萩の親戚だとさ




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