新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
アリウム・ギガンテウム
アリウム・アリウム・ギガンテウムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
アリウムはネギの仲間の総称である。
写真のような紅紫色のかなり大きな球状の花をギガンテウムと呼ぶ。
種小名の読み方は「ギガンチウム」とする場合もある。
原産地は中央アジアである。
草丈は1メートルくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5~6月である。
茎先に、ソフトボール状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色の花をつける。
花序の直径は10センチから20センチくらいある。
ユリ科なので花被片が6枚ある小さな花が集合したものである。
群生していると壮観である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の giganteum は「巨大な」という意味である。
写真は6月に富山市の神通川河川敷で撮った。
学名:Allium giganteum
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