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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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藁本(コウホン)



藁本(コウホン)はセリ科ミヤマセンキュウ属の多年草である。
分類の仕方によってはコウホン属(Ligusticum)とされる。
原産地は中国である。
甘粛、貴州、河南、湖北、江西、内モンゴル、陝西、四川、雲南などに分布し、標高500~2700メートルの地域に生える。
根を乾燥させたものを生薬で藁本(こうほん)と言い、鎮痛、鎮痙などの薬効がある。
草丈は50センチから100センチくらいである。
根は太く、茎は中空で直立をする。
葉は2-3回3出の羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
裂片は深く切れ込む。
開花時期は7月から9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな5弁花をつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Conioselinum は属名の「Conium(ドクニンジン属)+Selinum(セリヌム属)」からきている。両者と似ていることから名づけられた。
種小名の anthriscoides は「シャク属(Anthriscus)のような」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Conioselinum anthriscoides(syn. Ligusticum sinense)

★藁本は花火のようにポンと咲く
 薬草だとは気づけぬ風情





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ヘリオトロピウム・アンプレキシカウレ



ヘリオトロピウム・アンプレキシカウレはムラサキ科キダチルリソウ属の多年草である。
原産地はアルゼンチンなど南アメリカである。
英名はクリーピング・ヘリオトロープ(creeping heliotrope)という。
草丈は15~30センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月くらいである。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、紅紫色の小さな花をたくさんつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂けて開く。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
属名の Heliotropium はギリシャ語の「helios(太陽)+ tropein(回転)」からきている。花が太陽の方向へ回転すると信じられていた。
種小名の amplexicaule は「茎を抱く」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Heliotropium amplexicaule

★茎先に筒形の花びっしりと
 つけた姿の高貴に見えて




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蝦夷黒雲草(エゾクロクモソウ)



蝦夷黒雲草(エゾクロクモソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道と本州の東北地方北部の山地から高山に分布し、湿った林の中や沢沿いなどに生える。
近縁種の黒雲草(クロクモソウ)と比べると、葉のぎざぎざ(鋸歯)が多い、花の柄が短いなどの特徴がある。
草丈は10~30センチくらいである。
茎には毛は生えていない。
根際から生える葉は腎円形で、長い柄がある。
葉の縁には大きなぎざぎざ(鋸歯)がある。
花の柄や葉には短い腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
開花や時期は7~8月である。
茎先に(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径6~8ミリくらいの小さな赤褐色の5弁花をまばらにつける。
花の色は白っぽいものもある。
萼片も5枚で、外側に反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、北海道に多く、葉の色ないし花の色を黒雲にたとえたものだという。
属名の Saxifraga はラテン語の「saxum(石)+frangere(砕く)」からきている。この属のある植物が尿の結石を溶かす作用があると考えられたことから名づけられた。
種小名と亜種名の fusca は「暗い赤褐色の」という意味である。
写真は8月に旭山動物園で撮った。
学名:Saxifraga fusca subsp. fusca

★写真にはうまく撮れない花だけど
 頑張ってみるめずらしいから




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ツニア・アルバ



ツニア・アルバはラン科ツニア属の多年草である。
ツニア属は中国の南部からインドの北部にかけて5種くらい分布する着生種である。
本種の原産地も中国の南部からインドの北部にかけてである。
標高100~2300メートルの岩場や樹木に生える。
草丈は30センチくらいである。
バルブは棒状で、披針形(笹の葉のような形)の葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
茎先に大形の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花を数輪つける。
花は長さが6~8センチくらいある。
唇弁は隆起した部分が黄橙色をしている。
花はよい香りがする。
属名の Thunia はボヘミアのラン収集家「ツン・ホーエンシュタイン(Thun Hohenstein, 1786-1873)さん」の名からきている。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Thunia alba

★小所帯のツニアの仲間いまここで
 目にできるとは何と幸運




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耳持ち羊歯(ミミモチシダ)



耳持ち羊歯(ミミモチシダ)はイノモトソウ科ミミモチシダ属の常緑多年草である。
日本では、八重山群島の西表島、石垣島に分布し、マングローブなどの浅い海水中に生える。
海外では、東南アジア、南アメリカ、アフリカなどの熱帯、亜熱帯地域に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は1~3メートルくらいである。
葉は羽状に裂け、羽片は細長い披針形で先が丸みを帯びる。
胞子嚢は上部の羽片にだけつく。
属名の Acrostichum はギリシャ語の「acros(頂端)+stichon(列)」からきている。
種小名の aureum は「黄金色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Acrostichum aureum

★このシダはマングローブに生えるんだ
 まるで樹のよう不思議な姿



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