新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)
- 2013/07/15 (Mon)
- ガガイモ科 |
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小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル)はガガイモ科カモメヅル属の蔓性多年草である。
分類体系によってはキョウチクトウ科とされる。
本州の関東地方から近畿地方にかけて太平洋岸に分布し、草原や湿地に生える。
海外では、中国にも分布する。
他の草などに巻きつき、草丈は2メートルから3メートルになる。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月である。
暗い紫色をした小さな星形の花(花冠が5つに裂ける)をつける。
花径は1~2センチである。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Cynanchum はギリシャ語の「cyno(犬)+anchein(殺す)」からきている。この属の1種が犬に対して害毒があると考えられていた。
種小名の sublanceolatum は「やや披針形の」という意味である。
写真は5月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
なお、Vincetoxicum属を Cynanchum属の一部と見なす見解(Cynanchum属はカモメヅル属)と区別する見解(Cynanchum属はイケマ属)がある。
学名:Cynanchum sublanceolatum(=Vincetoxicum sublanceolatum)
★葉の様子どこが鴎に似てるかな
角度を変えて眺めてみたり
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十六大角豆(ジュウロクササゲ)
- 2013/07/14 (Sun)
- マメ科 |
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十六大角豆(ジュウロクササゲ)はマメ科ササゲ属の蔓性一年草である。
原産地は北アフリカだと考えられている。
現在は東南アジアなどで広く栽培されている。
日本へは平安時代に渡来していた。
本格的に栽培されるようになったのは戦後のことである。
愛知県と岐阜県が主な産地となっている。
和名の由来は、莢の中に16個の豆があるということからきている。
別名を三尺大角豆(サンジャクササゲ)ともいう。
莢果の長さは30センチから50センチくらいである。
若い莢や熟した豆が食用とされる。
草丈は2メートルから4メートルくらいである。
開花・収穫時期は7月から8月である。
葉の脇に黄白色ないし紅紫色をした蝶形の花をつける。
属名の Vigna はイタリアの医師で園芸家の「ビーニャ(Dominico Vigna, ?-1647)さん」の名からきている。
種小名の unguiculata は「爪状の」という意味である。
変種名の sesquipedalis は「距の長さが1.5フィートの」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
栽培品種の「黒種大長三尺ササゲ」である。
学名:Vigna unguiculata var. sesquipedalis
★あれあれと驚くようにひょろ長く
笑いを誘う十六大角豆
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水前寺菜(スイゼンジナ)
- 2013/07/13 (Sat)
- キク科 |
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水前寺菜(スイゼンジナ)はキク科サンシチソウ属(ギヌラ属)の多年草である。
原産地はインドネシアのモルッカ諸島である。
和名の由来は、熊本の水前寺で栽培されたことによる。
葉が食用とされる。
沖縄県や石川県でも野菜として親しまれている。
沖縄ではハンダマ、石川県では金時草(キンジソウ)と呼ばれる。
また、伊豆諸島南部、沖縄、小笠原諸島で野生化している。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや多肉質で、表面は濃い緑色、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は7月から10月くらいである。
花は黄橙色で、筒状花のみからなる頭花である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Gynura はギリシャ語の「gyne(雌しべ)+oura(尾)」からきている。筒状花が尻尾のように見えることから名づけられた。
種小名の bicolor は「二色の」という意味である。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Gynura bicolor
★まだこれは見たこともない食べてない
どんな味かな伝統野菜
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野牡丹葛(ノボタンカズラ)
- 2013/07/12 (Fri)
- ノボタン科 |
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野牡丹葛(ノボタンカズラ)はノボタン科ノボタンカズラ属(メディニラ属)の常緑小低木である。
原産地は台湾である。
東部や南部の標高300メートルまでの林の中に生える。
異名を小野牡丹(コノボタン:Pachycentria formosana)という。
樹高は1メートルくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は4~6月くらいである。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、桃色の小さな4弁花をたくさんつける。
雄しべは濃い紫色である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、紅紫色から黒紫色に変わる。
属名の Medinilla はマリアナ諸島の知事であった「メディニーリャ(Jose de Medinilla, in 1820)さん」の名からきている。
種小名の formosana は「台湾の」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Medinilla formosana(=Pachycentria formosana)
★調べれば野牡丹葛の花らしい
謎解き明かし笑みも浮かんで
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耳持ち羊歯(ミミモチシダ)
- 2013/07/11 (Thu)
- 未選択 |
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耳持ち羊歯(ミミモチシダ)はイノモトソウ科ミミモチシダ属の常緑多年草である。
日本では、八重山群島の西表島、石垣島に分布し、マングローブなどの浅い海水中に生える。
海外では、東南アジア、南アメリカ、アフリカなどの熱帯、亜熱帯地域に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は1~3メートルくらいである。
葉は羽状に裂け、羽片は細長い披針形で先が丸みを帯びる。
胞子嚢は上部の羽片にだけつく。
属名の Acrostichum はギリシャ語の「acros(頂端)+stichon(列)」からきている。
種小名の aureum は「黄金色の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Acrostichum aureum
★このシダはマングローブに生えるんだ
まるで樹のよう不思議な姿
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