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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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プリムリナ・スブロンボイデア



プリムリナ・スブロンボイデアはイワタバコ科プリムリナ属の多年草である。
プリムリナ属は中国などに100種以上が分布する。
2011年まではキリタ属とされていたが、キリタ属は中国の研究者によってPrimulina、Henckeria、Damrongia、Liebigia、Microchiritaの5属に再編成されたという。
本種の原産地は中国広西チワン族自治区の桂林市である。
中国名は「菱葉報春苣苔」という。
「報春苣苔」はプリムリナ属の中国名で、「菱葉」は葉の形状を表す言葉である。
草丈は5センチから10センチくらいである。
全体に毛が生えている。
根際から生える葉は菱状楕円形である。
葉の質はやや肉厚で、濃い緑色をしている。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は春である。
茎先に紫色をした筒状の花をつける。
花冠の先は唇形に裂ける。
花の後にできる実は線形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primulina は「サクラソウ属(Primula)のような」という意味である。
種小名の subrhomboidea は「やや長い菱形の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Primulina subrhomboidea

★たくさんの花を咲かせる姿にも
 出合ってみたいその故郷で




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マミラリア・スキエデアナ



マミラリア・スキエデアナはサボテン科マミラリア属の多年草である。
マミラリア属はサボテン科の中でも大きな属で、171の種と変種が知られている。
アメリカ合衆国からコロンビアなどにかけて分布する多肉植物で、疣サボテンの仲間である。
本種の原産地はメキシコのイダルゴ州やケレタロ州で、標高1300~5000メートルの高地に生える。
流通名を明星(ミョウジョウ)という。
草丈は5センチくらいである。
やや黄色味を帯びた柔らかい細い棘で覆われている。
開花時期は秋から冬である。
花の色は白ないし淡い黄色で、頭頂部に花を咲かせるがあまり目立たない。
属名の Mammillaria はラテン語の「mammilla(乳首)」からきている。
種小名の schiedeana はドイツ人の医師で植物学者の「シーデ(Christian Julius Wilhelm Schiede, 1798-1836)さんの」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Mammillaria schiedeana

★繊細な姿に思わず目を細め
 よくよく見れば花も咲いてる




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プラティア・アングラタ



プラティア・アングラタはキキョウ科プラティア属の多年草である。
プラティア属はオーストラリア、ニュージーランド、熱帯アジアに25種くらいが分布する匍匐性の多年草である。
ロベリア属(Lobelia)に含まれるという見解もある。
本種の原産地はニュージーランドで、標高1300メートルまでの地域に生える。
ただし、これについても中国やマレーシアに分布する大実紫苔桃(オオミムラサキコケモモ:Pratia nummularia)とシノニムだとする見解もある。
草丈は5~10センチくらいである。
小さな葉をつけた茎が地を這うように広がる。
葉は円心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
白い溝隠(ミゾカクシ)に似た花をつける。
花の後につく実は直径5ミリくらいの球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、赤紫色に熟する。
属名の Pratia はフランス人の海軍士官「プラベルノン(Charles Louis Prat-Bernon, 1800's)さん」の名からきている。
種小名の angulata は「角張った」という意味である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pratia angulata

★紫のお洒落な筋がチャーミング
 アングラタ咲く星を散りばめ




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ネフティティス・ポイソニー



ネフティティス・ポイソニーはサトイモ科ネフティティス属の常緑多年草である。
ネフティティス属は西アフリカやカリマンタン島に8種が分布する。
属名はオリゴギニウム属(Oligogynium)とされることもある。
本種の原産地は西アフリカで、ナイジェリア、カメルーン、カボンなどに分布する。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
草丈は50センチから60センチくらいである。
葉は矢尻形で、長さが30センチから40センチくらいある。
葉の色は濃い緑色で艶がある。
開花時期は夏である。
花序は肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
上部は白っぽく、下部は黄緑色になる。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)の集合果で、朱赤色に熟する。
属名の Nephthytis はエジプト神話に登場する夜を司る女神「ネフティス(Nephthys)」の名からきている。
種小名の poissonii はフランス人の植物学者「ポアソン(Jules Poisson, 1833-1919)さんの」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Nephthytis poissonii(syn. Oligogynium poissonii)

★艶のある葉っぱが深く切れ込んで
 なかなか楽しいこれはこれかな





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夜叉五倍子(ヤシャブシ)



夜叉五倍子(ヤシャブシ)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木である。
日本固有種で、西日本に多く分布する。
本州の福島県から西の太平洋側と四国、九州に分布し、低山や平地に生える。
また、街路樹ともされる。
樹高は5~15メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色、裏面は淡い緑色である。
13~18対の側脈がある。
開花時期は3~4月である。
葉の展開よりも少し早く花をつける。
雌雄同株である。
雄花序は黄褐色で長さが4~5センチあり、先が垂れ下がる。
雌花序は紅色で、上部に1つが上向きにつく。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、翼があって風で散布される。
和名の由来は、熟した果穂が夜叉に似ており、お歯黒などに使われる五倍子(ふし)の代用とされたことからきている。
花粉アレルギーの原因となることが最近わかった。
属名の Alnus はケルト語の「al(近く)+lan(海岸)」からきているとの説もあるラテン語の古名である。
種小名の firma は「強固な」という意味である。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Alnus firma

★夜叉五倍子の名前はどこか強そうだ
 葉っぱ比べもまた楽しそう




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