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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「イネ科」の記事一覧

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四国稗(シコクビエ)



四国稗(シコクビエ)はイネ科オヒシバ属の一年草である。
原産地はアフリカの東部だと考えられている。
今日でもアフリカ、インドなどで重要作物として栽培されている。
日本へは稲作の伝わる以前に中国から渡来したと考えられている。
現在では、西日本の一部でわずかに栽培されている。
また、一部で野生化している。
草丈は100~150センチくらいである。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~9月である。
茎先に緑色の花穂をつける。
収穫期は9~10月である。
小穂に密生するえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)が穀物として栽培される。
実は熟すとオレンジ色になる。
属名の Eleusine はギリシャの古代都市「エレウシス(Eleusis)」の名からきている。収穫の女神セレス(Ceres)が崇拝された街である。
種小名の coracana は「(小アジアの)コラカン岬(Korakan)の」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Eleusine coracana


★どんな味するのだろうか四国稗
 いろんな穀物あったと知って




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裏葉草(ウラハグサ)



裏葉草(ウラハグサ)はイネ科ウラハグサ属の多年草である。
日本固有種で、1属1種である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて太平洋側に分布し、山地に生える。
草丈は40~70センチである。
葉は細長い線形で艶があり、互い違いに生える(互生)。
つけ根の部分でよじれて、葉の裏面が上を向いているのが特徴である。
開花時期は8~10月である。
細長い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出して、黄緑色の小穂をつける。
古くから観葉植物として栽培され、別名を風知草(フウチソウ)という。
なお、風知草(フウチソウ)として流通するのは栽培品種の金裏葉草(キンウラハグサ:Hakonechola macra 'Aureola')であることが多い。
属名の Hakonechloa は日本語とギリシャ語の「Hakone(箱根)+chloe(草)」からきている。
種小名の macra は「痩せた」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Hakonechloa macra


★名の由来知ってなるほど裏葉草
 見せた裏にはまた裏のあり




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油薄(アブラススキ)



油薄(アブラススキ)はイネ科アブラススキ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、インドなどにも分布する。
草丈は90~120センチくらいである。
茎は円柱形で直立し、束になって生える。
葉は線形で、つけ根の部分には長い毛が生える。
茎の下部につく葉には長い柄があるのが特徴である。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先に長さ20~30センチの円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い赤褐色の小穂を弓状に垂れ下がらせる。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
和名の由来は、茎や穂から油臭い粘液を出し油に似た艶があることからきている。
属名の Eccoilopus はギリシャ語の「eccoilizo(腹をへこます)+pous(足)」からきている。
種小名の cotulifer は「あくのある」という意味である。
写真は9月に小石川植物園で撮った。
学名:Eccoilopus cotulifer


★弓形に穂を垂れ下げる独特の
 姿が目立つ油薄は




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鳴子稗(ナルコビエ)



鳴子稗(ナルコビエ)はイネ科ナルコビエ属の多年草である。
本州から沖縄にかけて分布し、河原や草地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、アムール地方、モンゴル、ベトナムなどにも分布する。
別名を雀の粟(スズメノアワ)ともいう。
草丈は60~70センチくらいである。
茎はつけ根で枝分かれをして直立する。
葉は細長い披針形ないし線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は薄く、軟毛が生える。
葉脈は平行脈で、葉の先は尖る。
開花時期は7~10月くらいである。
花序のつく枝は長さ4センチくらいで、穂軸の下側に小穂を密につける。
その様子を鳴子(田畑から害鳥獣を追い払うために数本の竹筒を板に並べてぶら下げた道具)に見立てたのが名の由来である。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Eriochloa はギリシャ語の「erion(軟毛)+chloe(草)」からきている。えいに白い軟毛が密生することから名づけられた。
種小名の villosa は「軟毛のある」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
学名:Eriochloa villosa


★面白い形の草の穂あるものと
 感心しきり腕組みながら




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鴨茅(カモガヤ)



鴨茅(カモガヤ)はイネ科カモガヤ属の多年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアにかけてである。
日本へは明治時代の初期に牧草として渡来した。
別名をオーチャードグラス(orchard grass)という。
オーチャードは果樹園のことである。
果樹の下草として栽培されたことからこの名がある。
和名のほうは、雄鶏の足(cock's foot grass)の cock が「鴨」に誤訳されたものである。
現在では野生化していて、北海道から沖縄にかけて分布する雑草となっている。
海外でも、亜熱帯から温帯にかけて広く帰化している。
特に近年は花粉症の原因植物ということで悪評が高い。
草丈は30~120センチくらいである。
茎はややざらつく。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
葉の質は軟らかく、白っぽい緑色である。
開花時期は7~8月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い緑色の小穂をたくさんつける。
花の後にできる実はえい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)である。
属名の Dactylis はギリシャ語の「dactylos(指)」からきている。指状の穂状花序をつけるということで名づけられた。
種小名の glomerata は「集まった」という意味である。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Dactylis glomerata


★鳥の足思わすような穂を提げて
 我は牧草雑草ならず




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