新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ウマノスズクサ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2011.12.27
鈎形葵(カギガタアオイ)
- 2011.12.26
慈姑葉寒葵(クワイバカンアオイ)
- 2011.12.25
屋久島葵(ヤクシマアオイ)
- 2011.12.24
緑薄葉細辛(ミドリウスバサイシン)
- 2011.12.23
鶏林細辛(ケイリンサイシン)
鈎形葵(カギガタアオイ)
鈎形葵(カギガタアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草である。
日本固有種である。
山梨県の南部から静岡県の中西部にかけて分布し、山地の林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は5~10センチである。
長い柄のある卵形の葉を数枚つける。
葉はやや肉厚で、暗い緑色をしている。
開花時期は9~11月である。
花の色は暗い紫色ないし褐色である。
萼筒は幅の広い鐘形で、上部がわずかにくびれる。
花弁はない。
和名の由来は、花柱の先が鉤形になることからきている。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の curvistigma は「曲がった柱頭の」という意味である。
写真は11月につくば植物園の「日本の固有植物展」で撮った。
属名:Asarum curvistigma
★確かめて見られるわけでないけれど
面白いよね名前の由来
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慈姑葉寒葵(クワイバカンアオイ)
慈姑葉寒葵(クワイバカンアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草である。
屋久島の固有種である。
標高300メートル以下の低地の常緑樹の林の中に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
和名の由来は、葉が慈姑(クワイ)に似ることからきている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
根茎から柄の長い葉が普通は2枚出る。
葉の形はハート形で、厚くて艶がある。
つけ根の部分の両側片が切形なので矢じり形になる。
開花時期は11月から3月くらいである。
先が3つに裂けた筒状の萼からなる暗い紫色の花をつける。
花弁はない。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の kumageanum は「(鹿児島県)熊毛郡の」のという意味である。
写真は11月につくば植物園の「日本の固有植物展」で撮った。
学名:Asarum kumageanum
★慈姑の葉似ているかなと思いつつ
観察をする縦横斜め
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屋久島葵(ヤクシマアオイ)
屋久島葵(ヤクシマアオイ)はウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草である。
屋久島の固有種である。
山地の常緑樹の林の中に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
別名を鬼寒葵(オニカンアオイ)という。
草丈は10~15センチくらいである。
根茎から柄の長い葉が普通は2枚出る。
葉の形はハート形である。
葉の色は濃い緑色で、裏面は紫色を帯びる。
開花時期は1~4月くらいである。
半ば土に埋もれるようにして、先が3つに裂けた筒状の萼からなる暗い紫色の花をつける。
花弁はない。
花径は4~5センチあり大きい。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の yakusimense は「屋久島の」という意味である。
写真は11月につくば植物園の「日本の固有植物展」で撮った。
学名:Asarum yakusimense
★萼片の模様がとても個性的
鬼の名前が似合っているよ
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緑薄葉細辛(ミドリウスバサイシン)
薄葉細辛(ウスバサイシン)はウマノスズクサ科ウスバサイシン属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山地のやや湿った林の中に生える。
海外では、中国にも分布する。
花の色には濃い褐色のものと緑色のものがある。
両者は学名上は区別されていないが、緑色のものは一般に緑薄葉細辛(ミドリウスバサイシン)と呼ばれている。
草丈は10~15センチくらいである。
茎は地を這い、先に長い柄のある葉を普通は2枚つける。
葉の形は円心形である。
葉の先は尖り、つけ根の部分は心形である。
開花時期は3~5月くらいである。
葉の間に短い柄のある緑色の花を1つつける。
花弁のように見えるのは萼片である。
萼片は3つに裂けて先は反り返る。
萼筒の内部には12本の雄しべと6本の雌しべがある。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Asiasarum sieboldii
★花の色緑になるとイメージも
がらりと変わる薄葉細辛
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鶏林細辛(ケイリンサイシン)
鶏林細辛(ケイリンサイシン)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草である。
九州の熊本県に分布し、山地のやや湿った林の中に稀に生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
生薬の細辛(さいしん)は本種や薄葉細辛(ウスバサイシン)の根から作られる。
草丈は10~15センチくらいである。
根際から生える葉は長い柄があり、卵心形である。
開花時期は4~6月くらいである。
花の色は紫褐色である。
花には長い柄があり、萼筒は壺形で短い。
萼片は3枚で三角状をしており、反り返る。
属名の Asarum はギリシャ語の「asaron(枝を打たぬ)」からきているが、関係は不明だという。
種小名の heterotropoides は「カンアオイ属(Heterotropa)に似た」という意味である。
変種名の mandshuricum は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は4月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Asarum heterotropoides var. mandshuricum
★初めての名前に興味募らせつ
花の姿を脇から眺め
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