忍者ブログ

新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「スミレ科」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

春日菫(カスガスミレ)



春日菫(カスガスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と筑紫菫(ツクシスミレ)の交雑種で、「日本すみれの会」の田淵誠也さんによって作出された。
菫(スミレ)は北海道から九州にかけて広く分布し、人里近くに生える。
草丈は5~15センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で、葉の柄には翼がある。
花の色は濃い紫色で、側弁のつけ根の部分に毛が生える。
筑紫菫(ツクシスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、人里近くに生える。
草丈は5~15センチくらいである。
全体に毛が生える。
葉は細長い卵形で、つけ根が心形にならないのが特徴である。
花の色は白く、淡い紫色を帯びる。
下に1枚ある花びら(唇弁)が小さく、紫色の筋が入る。
春日菫(カスガスミレ)は両者の中間的形態となる。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の diffusa は「広がった」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica x Viola diffusa


★名の由来いつかどこかで見つけたら
 書き加えようさっと一筆




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


PR

乙女菫(オトメスミレ)



乙女菫(オトメスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野に生える。
分類上は、立坪菫(タチツボスミレ)の品種の1つとされている。
特徴は花の色が白く、距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が紫色をしていることである。
距も白いものは白花立坪菫(シロバナタチツボスミレ)と呼ばれる。
和名の由来は、箱根の乙女峠で発見されたことからきている。
見づけたのは牧野富太郎博士である。
草丈は5~20センチくらいである。
地上茎がある。
根際から生える葉は心形である。
茎が伸びると葉も茎につくようになる。
開花時期は3~5月である。
花径は15~20ミリくらいで、花の色は白い。
側花弁や萼片に毛は生えない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の grypoceras は「曲がったつの」という意味である。
品種名の purprellocalcarata は「purpurella(淡い紫色の)+calcarata(距のある)」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola grypoceras f. purprellocalcarata


★素晴らしい名前もらってご満悦
 乙女菫はぽちっと咲いて




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


大宮菫(オオミヤスミレ)



大宮菫(オオミヤスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と野路菫(ノジスミレ)の自然交配種である。
菫(スミレ)は日本各地に分布する。
野路菫(ノジスミレ)は本州の秋田県から九州の屋久島にかけて分布する。
いずれも、人家の近くや道端に普通に生える。
大宮菫(オオミヤスミレ)は両者の中間的特長を示す。
草丈は5~15センチくらいである。
いずれも無茎種である。
野路菫(ノジスミレ)は菫(スミレ)に比べると葉のつけ根の部分の幅が広く、葉の柄にある翼がはっきりしない。
また、菫(スミレ)の葉は立つが、野路菫(ノジスミレ)は横に開く。
さらに、葉の裏側が紫色を帯びることが多い。
開花時期は3~4月である。
花の色は淡い紫色から紅紫色まであるが、青紫色のものが多い。
全部の花びらに濃い筋が入る。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
種小名の yedoensis は「江戸の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica x Viola yedoensis


★姿からその特質はわからぬが
 しらべてみたい大宮菫




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


江戸菫(エドスミレ)



江戸菫(エドスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)と叡山菫(エイザンスミレ)との自然交配によって生まれた。
菫(スミレ)も叡山菫(エイザンスミレ)も国内では北海道から九州にかけて分布する。
いずれも無茎種で、草丈は5センチから15センチくらいである。
特徴は、叡山菫(エイザンスミレ)の形状を受け継いで葉の形が「菊葉」となることである。
葉は深く3つに裂け、その裂片がさらに細かく裂けている。
開花時期は4月から5月である。
花の色は紫である。
唇弁の真ん中は白く、紫色の筋が入る。
江戸時代から観賞用として栽培されていたという。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
3枚目は紅花江戸菫(ベニバナエドスミレ)と表示されていた。
学名:Viola eizanensis x Viola mandshurica


★あれ変だ葉っぱが違う江戸菫
 小さな花も秘密がいっぱい






植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


薄茜菫(ウスアカネスミレ)



薄茜菫(ウスアカネスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低地や低山に生える。
分類上は、茜菫(アカネスミレ)の品種の1つとされている。
基本種の花の色は、茜色や濃い紫色、淡い紫色だが、本種の場合は淡い桃色である。
また、花の色が白いものは小仏菫(コボトケスミレ)と呼ばれる。
草丈は5~10センチくらいである。
地上茎はない。
根際から生える葉は卵形で、毛がたくさん生える。
葉のつけ根の部分は心形で、葉の先は尖らない。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
花径は15ミリくらいある。
側花弁のつけ根には毛が生える。
距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)は細長く、先が細くなる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の phalacrocarpa は「果実に毛のない」という意味である。
品種名の pallescens は「淡い白色の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola phalacrocarpa f. pallescens


★花の色淡くか弱く薄茜
 踏まないように折らないように




植物図鑑
花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


カレンダー

10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター

楽  天

お買い物





AmazonStore
by amanatu



カテゴリー

最新TB

プロフィール

HN:
HP:
性別:
男性

QRコード

ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析





Copyright ©  -- 新・花の仲間調べ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / Powered by [PR]

 / 忍者ブログ