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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「スミレ科」の記事一覧

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菊葉若宮菫(キクバワカミヤスミレ)



菊葉若宮菫(キクバワカミヤスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
丸葉菫(マルバスミレ:Viola keiskei)と肥後菫(ヒゴスミレ:Viola chaerophylloides f. sieboldiana)との交雑種である。
長野県のレッドリストで稀少雑種(RH)に指定されている。
葉は肥後菫(ヒゴスミレ)の特徴を受け継ぎ、いわゆる菊葉である。
花は丸葉菫(マルバスミレ)に近く、丸みのある白い花である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の keiskei は明治初期の植物学者「伊藤圭介さんの」という意味である。
種小名の chaerophylloides は「(セリ科の)カエロフィルム属(Chaerophyllum)に似た」という意味である。
品種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンターの菫展で撮った。
学名:Viola keiskei x Viola chaerophylloides f. sieboldiana


★まだ謎のはっきり解けぬ菫だが
 花愛らしく葉も面白く




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紫駒の爪(ムラサキコマノツメ)



紫駒の爪(ムラサキコマノツメ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
分類上は、坪菫(ツボスミレ)の品種の1つとされている。
北海道から九州にかけて分布し、山地や亜高山の湿原に生える。
草丈は5~25センチくらいである。
葉は丸みを帯びた心形である。
葉のつけ根にある托葉に切れ込みがある。
花期は3~5月である。
花径1センチくらいの小さな紅紫色の花をつける。
壷型をした唇弁の中心部に赤紫色の筋模様があるのが特徴である。
基本種との違いは、花の色が淡い紅紫色を帯びることである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
品種名の violascens は「淡い紅紫色の」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola verecunda f. violascens


★ほんのりと色香漂う紫の
 小さき花に心打たれて




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平塚菫(ヒラツカスミレ)



平塚菫(ヒラツカスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
肥後菫(ヒゴスミレ)と叡山菫(エイザンスミレ)の自然交雑種である。
肥後菫(ヒゴスミレ)は本州の宮城県から九州にかけて分布し、山野に生える。
花の色は白いものが多く、花径は15~20ミリくらいである。
5枚の花びらのうち下側につく下唇弁といわれる部分に紫色の筋が入る。
葉は3つに大きく裂け、側裂片がさらに裂けて5つに裂けているように見える。
それぞれの裂片は細い糸葉状となる。
叡山菫(エイザンスミレ)は本州の青森県から九州にかけて分布し、太平洋岸に多く生える。
花径は20~25ミリくらいで、花の色は淡い紅紫色が中心である。
ただし、白いものや色の濃い紅紫色のものもある。
葉は深く3つに裂ける。
平塚菫(ヒラツカスミレ)は両者の混生する場所で稀に見られる。
多くの場合は花に紅紫色が混じり、葉は5つに裂ける。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の chaerophylloides は「(セリ科の)カエロフィルム属(Chaerophyllum)に似た」という意味である。
品種名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
種小名の eizanensis は「叡山の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Viola chaerophylloides f. sieboldiana x Viola eizanensis


★裂けた葉と紅の混じった花の色
 それでも見分けは困難だけど




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姫顎菫(ヒメアギスミレ)



姫顎菫(ヒメアギスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
本州の愛知県から九州にかけて分布し、低山の湿地や湿原に生える。
分類上は、坪菫(ツボスミレ)の変種とされている。
基本種との違いは、葉の形がブーメラン形になることである。
草丈は5~10センチくらいである。
地上茎がある。
茎は地を這い、途中から根を出す。
葉は長い卵形で、つけ根の部分は深い心形となる。
花の後には半月形になる。
開花時期は4~5月である。
花径は8ミリくらいで白く、唇弁に紫色の筋が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の verecunda は「内気な」という意味である。
変種名の subaequiloba は「ほぼ等しい裂片の」からきている。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola verecunda var. subaequiloba


★葉の形ちょっと変かなどれどれと
 目を近づけて姫顎菫




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錦菫(ニシキスミレ)



錦菫(ニシキスミレ)はスミレ科スミレ属の多年草である。
菫(スミレ)の品種の1つである。
江戸時代から栽培されている。
特徴は花の咲くころの葉に斑が入ることである。
斑は夏葉になると消えてしまう。
草丈は10センチから15センチくらいである。
無茎種で、つけ根のところから花も葉も出る。
葉の形は細長いへら形である。
花の大きさは2センチくらいの中輪である。
唇弁は小さく、上弁が比較的大きい。
唇弁には紫色の筋が入り、側弁には毛が生える。
花の色は濃い赤紫色だが、変異が多い。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の mandshurica は「満州(中国東北部)の」という意味である。
品種名の albo-variegata は「白い斑の入る」という意味である。
写真は3月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園の菫展で撮った。
学名:Viola mandshurica f. albo-variegata


★斑の入る葉っぱがよい
と好まれて
 錦菫は歴史を刻み




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