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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ツツジ科」の記事一覧

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鈴蘭の木(スズランノキ)



鈴蘭の木(スズランノキ)はツツジ科ゼノビア属の落葉低木である。
ゼノビア属は1属1種である。
表記の名は流通名である。
ただし、この名称はつくば植物園でも使用しているので、和名と言っていいのかもしれない。
属名のゼノビアの名でも流通している。
原産地は北アメリカの東南部で、バージニア州からサウスカロライナ州にかけて分布する。
英名はハニーカップ (honeycup) という。
日本では庭植えや鉢植えにして栽培されている。
樹高は100センチから150センチくらいである。
若い枝は灰白色を帯びる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
花径1センチくらいの小さな白い花を枝先にまとまってつける。
花冠は鐘形で、先が浅く5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋の紅葉が美しいことでも知られ、錦木(ニシキギ)やいろはいろは楓(イロハカエデ)とともに世界3大紅葉樹の1つとされている。
花言葉は「恋わずらい」である。
属名の Zenobia は古代都市国家パルミラの女王ゼノビア (Zenobia Septimia, 240-274) の名からきている。
種小名の pulverulenta は「粉っぽい」という意味である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
紅葉は11月につくば植物園で撮った。
学名:Zenobia pulverulenta

★ぶら下がる花の姿が鈴蘭を
 髣髴とさせ人気を呼んで





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白花大山躑躅(シロバナオオヤマツツジ)



大山躑躅(オオヤマツツジ)ツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
大山躑躅(オオヤマツツジ)は日本固有種である。
本州の関東地方とその周辺部や岡山県、山口県に分布し、日当たりのよい山地斜面に生える。
和名の由来は、山躑躅(ヤマツツジ)に比べて花も葉も大きいことからきている。
花の色は紅紫色だが稀に白花のものもあり、これを白花大山躑躅(シロバナオオヤマツツジ)という。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉には春葉と夏葉がある。
春葉は長さが2センチから5センチくらいの幅の狭い楕円形で、先は鋭く尖る。
夏葉は長さが15ミリから30ミリくらいの卵形から披針形で、つけ根の部分はくさび形、先は短く尖る。
開花時期は4月から5月である。
枝先に、花径5、6センチの漏斗形の花を2、3輪ずつつける。
花の色は白い。
花冠は5つに裂けて横に開く。
上側の裂片の内側に黄緑色の斑点がある。
萼片は5枚、雄しべは通常は5本である。
雄しべの数は6本から10本の場合もある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)
本種から多くの園芸品種が生まれている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の transiens は「中間種の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
品種名(forma)は大文字になっていた。
学名:Rhododendron transiens f. Shirobanaoyamatsutsuji

★少しだけ色を違えるつもりにて
 気づいてみれば我は白花



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米葉栂桜(コメバツガザクラ)



米葉栂桜(コメバツガザクラ)はツツジ科コメバツガザクラ属(アルクテリカ属)の常緑小低木である。
アルクテリカ属は1属1種である。
本種は日本にも分布していることから、属名の和名もコメバツガザクラ属という。
分類の仕方によってはアセビ属とする場合もある。
北方領土を含む北海道から本州の中国地方にかけて分布し、高山の砂礫地、岩礫地に生える。
海外では、カムチャツカにも分布する。
環境省のレッドブックでは未登録だが、秋田県、岩手県、奈良県、兵庫県、鳥取県で絶滅危惧種に指定されている。
和名の由来は、栂桜(ツガザクラ)に似た花をつけることからきており、中央脈が目立つ楕円形の葉の様子を米粒に見立てたものである。
別名を浜桜(ハマザクラ)という。
樹高は5センチから15センチくらいである。
茎は地面を這い、よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、3枚ずつ輪のようになって生える(輪生)。
葉の質は革質で分厚く、艶がある。
葉の表面は濃い緑色、裏面は黄緑色である。
開花時期は7月から8月くらいである。
枝先に長さ5ミリから10ミリくらいの白い花を3輪ずつつける。
花冠は壷形で、先は浅く5つに裂ける。
裂片の先は反り返る。
花冠の先は浅く5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Arcterica はギリシャ語+属名の「arktos(北)+Erica(エリカ属)」 からきている。
種小名の nana は「小さい」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Arcterica nana(syn. Pieris nana)

★高山がいかにも似合う葉の姿
 面白いよねここにも個性



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ロードデンドロン・ネリーフロルム



ロードデンドロン・ネリーフロルムはツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は中国である。
南西部の雲南省とチベットに分布し、標高2500~3600メートルの山地の林の中に生える。
中国名は「火紅杜鵑」ないし「大紅杜鵑」である。
樹高は1~3メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は円く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で、灰色の綿毛が生える。
葉の表面は緑色、裏面は白っぽい。
開花時期は4~5月である。
枝先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径3~4センチの赤い花をつける。
花冠は漏斗状で、先が5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花糸(雄しべの花粉を入れる袋についている柄)は紅色を帯びる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の neriiflorum は「キョウチクトウ属(Nerium)のような葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rhododendron neriiflorum

★鮮やかな赤が際立つ花姿
 目を奪うようネリーフロルム



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梅花躑躅(バイカツツジ)



梅花躑躅(バイカツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種は日本固有種である。
北海道南部から九州にかけて分布し、山地の岩場や林の縁などに生える。
樹高は1~2メートルである。
若い枝には長い腺毛(粘着物質を出す毛)や短い毛が混じって生える。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は短く尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面には毛が疎らに生え、裏面の葉脈上には長い腺毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
葉の展開後に花をつける。
花の色は白く、花径は2センチくらいである。
花冠は幅の広い漏斗形で、5つに裂けて開く。
雄しべは5本である。
葉の陰に隠れるように咲くので、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、梅に似た小さな花をつけることからきている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の semibarbatum は「やや髭のある」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron semibarbatum

★葉の陰でそっとあなたを待っている
 見つけてごらん咲いてるうちに




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