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仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ツツジ科」の記事一覧

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ロードデンドロン・リギデュム



ロードデンドロン・リギデュムはツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は中国である。
南西部の雲南省と四川省に分布し、標高2000~3400メートルの山地の林の中に生える。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
枝先に3~6輪くらいの白い花をつける。
花冠は幅の広い漏斗状である。
花冠の内側には赤い斑が入る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の rigidum は「堅い」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rhododendron rigidum

★品のよい花の姿が魅惑的
 雲南に咲くツツジの仲間




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ロードデンドロン・ダビッドソニアヌム



ロードデンドロン・ダビッドソニアヌムはツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は中国である。
南西部の雲南省と四川省に分布し、標高2000~3500メートルの山地の林の中に生える。
葉は披針形(笹の葉のような形)ないし長い楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の表面は艶のある濃い緑色で、裏面は黄褐色の鱗片に被われる。
開花時期は4~5月である。
枝先に3~6輪くらいの淡い紅色をした花をつける。
花冠は幅の広い漏斗状である。
花冠の内側には黄色ないし赤の斑が入る。
雄しべは10本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の davidsonianum はイギリス人の宣教師で植物学者だった「デビッドソン(W. H. Davidson)さんの」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rhododendron davidsonianum

★雲南は花の宝庫というけれど
 いろいろあるねツツジの仲間も




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ロードデンドロン・スピヌリフェルム



ロードデンドロン・スピヌリフェルムはツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
ツツジ属は世界に1000種以上が分布し、また多くの園芸品種がある。
本種の原産地は中国である。
雲南省の標高2000メートルくらいの山地の林の中などに生える。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の表面には皺があり、裏面には毛が生える。
開花時期は4~5月である。
花冠は長さ2~3センチの細い筒状で、紅色の花を上向きにつける。
雄しべと雌しべが花から突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
園芸品種の原種として利用されている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の spinuliferum は「小さな刺のある」という意味である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Rhododendron spinuliferum

★躑躅とは思えぬような姿して
 花を咲かせるスピヌリフェルム




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耽羅玄海躑躅(タンナゲンカイツツジ)



耽羅玄海躑躅(タンナゲンカイツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉小低木である。
原産地は韓国の済州島である。
「耽羅」というのは済州島の古名である。
玄界灘の周囲に分布する玄海躑躅(ゲンカイツツジ)の近縁種である。
本種の樹高は50~60センチと低く、矮性種である。
葉は大きくて長さ9センチくらいの細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
枝先に集まってつくので輪生しているように見える。
開花時期は3~4月である。
葉の展開に先立って花を咲かせる。
花の色は淡い桃色から濃い紅紫色まである。
花冠は浅く5つに裂ける。
裂片は丸みがあり、重なり合っている。
花の後につく実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、仲間のものよりも細長い。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の mucronulatum は「微凸頭に多少近い」という意味である。
変種名の taquetii はフランス人の宣教師で植物収集家の「タケー(Emile Joseph Taquet, 1873-1952)さんの」という意味である。
写真は5月に神戸の六甲高山植物園で撮った。
学名:Rhododendron mucronulatum var. taquetii

★背の低い玄海躑躅の珍しく
 雨も厭わずしばし佇み




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平戸躑躅(ヒラドツツジ)



平戸躑躅(ヒラドツツジ)はツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
長崎県平戸市で育成された園芸品種の総称である。
平戸市の崎方公園には300種からなる原木園があるという。
平戸は江戸時代に貿易が盛んで、各地から植物も持ち込まれた。
本種は慶良間躑躅(ケラマツツジ)、黐躑躅(モチツツジ)、岸躑躅(キシツツジ)、琉球躑躅(リュウキュウツツジ)、台湾山躑躅(タイワンヤマツツジ)などが交雑して生まれた。
樹高は1~2メートルである。
よく枝分かれをして株立ち状となる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には短い毛が生える。
開花時期は4~5月である。
花の色には淡い紅色、紅紫色、朱色、白などがある。
花冠は深く5つに裂ける。
雄しべは10本、雌しべは1本である。
結実はしない。
花言葉は「愛の喜び」である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の pulchrum は「美しい」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron x pulchrum

★その数が三百という物凄さ
 平戸躑躅は江戸の文明



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