新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「トウダイグサ科」の記事一覧
- 2024.11.25
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- 2016.06.28
巴豆(ハズ)
- 2015.02.07
大葉木(オオバギ)
- 2014.08.18
棘なし花麒麟(トゲナシハナキリン)
- 2014.07.06
浜高灯台(ハマタカトウダイ)
- 2014.06.20
ホルト草(ホルトソウ)
巴豆(ハズ)
- 2016/06/28 (Tue)
- トウダイグサ科 |
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巴豆(ハズ)はトウダイグサ科ハズ属(クロトン属)の常緑低木である。
クロトン属は世界に1000種以上が分布する大きな属である。
本種が代表種で、属名の和名はハズ属という。
本種は台湾、中国の南部、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インドなどに分布する。
日本へは江戸時代の中期に薬用として渡来した。
また、屋久島に帰化している。
和名の由来は中国名からきており、中国名は巴蜀(四川省)に産することからつけられた。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄があり、先は尾状に尖る。
開花時期は6月から8月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄緑色の花をつける。
花は下から上へと咲き上がる。
花の後にできる実は楕円形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種子を生薬で巴豆(はず)といい強力な下剤となるが、含有するクロチン(crotin)が有毒なので日本では通常は使用しない。
なお、日本での流通名をクロトンというクロトンの木(クロトンノキ)とは異なる。
属名の Croton はギリシャ語の「croton(ダニ)」からきている。種子の形がダニに似ていることから名づけられた。
種小名の tiglium は「モルッカ諸島のチグリス(Tiglis)の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Croton tiglium
★咲く花もどこか不気味に見えてくる
初めて目にする巴豆は毒草
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大葉木(オオバギ)
- 2015/02/07 (Sat)
- トウダイグサ科 |
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大葉木(オオバギ)はトウダイグサ科オオバギ属(マカランガ属)の常緑高木である。
マカランガ属はアジア、アフリカ、南太平洋諸島、オーストラリアなどに300種以上が分布する。
日本にも大葉木(オオバギ)が分布し、属名の和名をオオバギ属という。
本種は日本では奄美大島以南に分布し、石灰岩地帯の林の縁などに生える。
また、公園樹や街路樹とされる。
海外では、台湾、中国の南部、マレーシア、ニューギニア、オーストラリアなどに分布する。
樹高は4~10メートルくらいである。
雌雄異株である。
葉は大形の盾形で、互い違いに生える(互生)。
葉の裏の真ん中から葉の柄が出ていて、ハスの葉のようである。
葉の先は尾状に尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は2月から4月くらいである。
円錐状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄緑色の花が樹を被う。
花径は1センチくらいで小さい。
花の後にできる実は球形のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)で、黒く熟する。
和名の由来は葉が大きな樹木ということからきている。
別名を大葉木(オオバキ)ともいう。
学名の Macaranga はこの属の1種のマダガスカルでの呼び方からきている。
種小名の tanarius の意味はまだ調べられていない。
変種名の tomentosa は「密に細かな綿毛のある」という意味である。
写真は2月に沖縄の世界遺産・斎場御嶽(せーふぁうたき)で撮った。
学名:Macaranga tanarius var. tomentosa
★静けさの中に開いた花房は
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棘なし花麒麟(トゲナシハナキリン)
- 2014/08/18 (Mon)
- トウダイグサ科 |
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棘なし花麒麟(トゲナシハナキリン)はトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の常緑多年草である。
ユーフォルビア属は世界に2000種くらいが分布する。
属名の読み方はエウフォルビアのほうが原語に近いが、英語読みのユーフォルビアのほうが定着している。
日本にも灯台草(トウダイグサ)などが分布するので、属名の和名はトウダイグサ属という。
本種の原産地はアフリカのマダガスカル島である。
北東部のイハラナ(Iharana)周辺のごく狭い沿岸部の乾燥した森に分布する多肉植物である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver.3.1, 2004)では絶滅危惧IA類(CR)に指定されている。
やはりマダガスカルに分布する花麒麟(ハナキリン)の近縁種だが、茎には棘がない。
草丈は30~150センチくらいである。
葉は卵形で先が尖り、茎先にまとまってつく。
開花時期は周年である。
茎先に赤い花をつける。
花のように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)で、本当の花は真ん中にある小さなものである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名からきている。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の geroldii はフランス人の植物収集家「ゲーロルト(Raymond Gerold, 1928-2009)さんの」という意味である。
写真は8月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Euphorbia geroldii
★棘なしはとても貴重だ花麒麟
マダガスカルの奥は深くて
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浜高灯台(ハマタカトウダイ)
- 2014/07/06 (Sun)
- トウダイグサ科 |
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浜高灯台(ハマタカトウダイ)はトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の多年草である。
ユーフォルビア属は世界に2000種くらいが分布する。
属名の読み方はエウフォルビアとするものもある。
日本にも灯台草(トウダイグサ)などが分布するので、属名の和名をトウダイグサ属という。
本種は本州から九州にかけて分布し、海岸の草地に生える。
分類上は、高灯台(タカトウダイ)の品種の1つとされている。
高灯台(タカトウダイ)はどんどん上へ伸びるが、本種は横に這うようにして伸びる。
草丈は50~80センチくらいである。
茎や葉を傷つけると白い乳液が出る。
茎につく葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉はやや分厚く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
茎先には5枚くらいの葉が輪生する。
開花時期は6~7月である。
灯台草(トウダイグサ)の仲間に見られる杯状花序(花が杯状の総苞に包まれるて茎先につく)である。
花の色は緑黄色である。
花には花びらがなく、杯状のへこみのところからいくつかの雄しべと1個の雌しべを出す。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブスさん(Euphorbus)」の名からきている。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の lasiocaula は「長い軟毛のある茎の」という意味である。
品種名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Euphorbia lasiocaula f. maritima
★目立たない緑の花を這わせ咲く
浜高灯台葉は分厚くて
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ホルト草(ホルトソウ)
- 2014/06/20 (Fri)
- トウダイグサ科 |
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ホルト草(ホルトソウ)はトウダイグサ科トウダイグサ属の越年草である。
ユーフォルビア属は世界に2000種くらいが分布する。
属名の読み方はエウフォルビアとするものもある。
日本にも灯台草(トウダイグサ)などが分布するので、属名の和名をトウダイグサ属という。
本種の原産地は南ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、中央アジア、ベトナム、中国などである。
ホルトというのはポルトガルの意味で、ポルトガルから渡来したことから名づけられた。
日本には室町時代に薬用植物として渡来した。
現在では、逸出して野生化しているものもある。
草丈は50~70センチくらいである。
茎は直立し、上部で2つに枝分かれをする。
茎は円柱形である。
茎の下部につく葉は線形、上部につく葉は卵長形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
包葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
花の色は緑色である。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
種子は生薬で続随子(ぞくずいし)といい、胃腸炎や皮膚炎に効く。
種子からとれるホルト油(オリーブ油)のにせものが石油の代替エネルギーとして注目されている。
全草に有毒物質を含む。
花言葉は「見せかけ」である。
属名の Euphorbia はローマ時代の医師「エウフォルブス(Euphorbus)さん」の名からきている。この属の植物の乳液を初めて薬にしたことから名づけられた。
種小名の lathyris はホルトソウの古いギリシャ名からきている。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Euphorbia lathyris
★名の由来聞けば何やら面白く
されど姿は不気味さ見せて
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