新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「マメ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2010.06.25
朝鮮木萩(チョウセンキハギ)
- 2010.06.24
紫千代萩(ムラサキセンダイハギ)
- 2010.06.23
利尻紫雲英(リシリゲンゲ)
- 2010.06.22
駒繋ぎ(コマツナギ)
- 2010.06.21
台湾駒繋ぎ(タイワンコマツナギ)
朝鮮木萩(チョウセンキハギ)
朝鮮木萩(チョウセンキハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
原産地は朝鮮半島の南部と中国の東部である。
日本でも、対馬の北部に自生するものがある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、2列に互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い卵形である。
開花時期は5月から7月である。
紅紫色をした蝶形の花をつける。
写真は7月に仙台市野草園で撮った。
学名:Lespedeza maximowiczii
★ちんまりと紅紫に梢染め
大陸の花朝鮮木萩
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紫千代萩(ムラサキセンダイハギ)
紫千代萩(ムラサキセンダイハギ)はマメ科ムラサキセンダイハギ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
日本では園芸植物として栽培されるほか、各地で野生化している。
草丈は70センチから120センチくらいである。
地下茎が這って伸びる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の裏面には軟毛が生え、白っぽい。
開花時期は5月から8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした蝶形の花をつける。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Baptisia australis
★うららかな千代萩の舞い姿
一目見たしと足を運びて
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利尻紫雲英(リシリゲンゲ)
利尻紫雲英(リシリゲンゲ)はマメ科オヤマノエンドウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道の利尻島、大雪山系、夕張山系などに分布し、高山の岩場や乾いた草地に生える。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は10センチから15センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉の形は幅の狭い楕円形である。
開花時期は6月から7月である。
淡い黄色の蝶形の花を総状につける。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Oxytropis campestris subsp. rishiriensis
★もう少し花は開いて咲くようだ
でもうれしいな姿に触れて
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駒繋ぎ(コマツナギ)
駒繋ぎ(コマツナギ)はマメ科コマツナギ属の落葉小低木である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい野原や川岸などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は50センチから90センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長い楕円形である。
葉は夜になると閉じる。
開花時期は6月から9月である。
葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紅紫色ないし白の蝶形をした花を開く。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、枝に馬を繋いでも切れないほどに丈夫だということからきている。
俳句の季語は夏である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Indigofera pseudo-tinctoria
★土の下頑固なまでに根を張って
駒繋ぎなる名を冠せられ
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台湾駒繋ぎ(タイワンコマツナギ)
台湾駒繋ぎ(タイワンコマツナギ)はマメ科コマツナギ属の常緑低木である。
別名を南蛮藍(ナンバンアイ)という。
原産地は東南アジアないし熱帯アフリカである。
藍染めの原料になる。
日本では沖縄に帰化している。
日本に自生する駒繋ぎ(コマツナギ)よりも大形である。
樹高は1メートルから2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は、長い楕円形である。
開花時期は6月から9月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、淡い紅紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Indigofera tinctoria
★藍染めに用いられたる歴史持つ
南国の花に往時を偲び
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