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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「マメ科」の記事一覧

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小豆(アズキ)



小豆(アズキ)はマメ科ササゲ属の一年草である。
原産地は中国北東部である。
日本へは2000年ほど前に渡来したと推定されている。
種子を食用とするため各地で栽培されるが、北海道が6割以上を占めている。
草丈は30~70センチくらいである。
茎は直立をし、茎の先は蔓性になる。
茎には毛が生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7~8月である。
葉の脇に淡い黄色の蝶形の花を3~10個くらいつける。
花の大きさは15~20ミリくらいである。
そして、花の後に円筒形の豆果を結ぶ。
莢の中には10個くらいの小豆色の種子が入っている。
結実時期は10~11月である。
小豆(アズキ)を煎じたものは生薬で赤小豆(しゃくしょうず)といい、脚気に効く。
俳句の季語は秋である。
属名の Vigna はイタリアの自然科学者「ビーニャ(Dominico Vigna)さん」の名からきている。
種小名の angularis は「角張った」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Vigna angularis


★豆だから花の形はわかるけど
 クリーム色に咲くが優しく




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筑紫群雀(ツクシムレスズメ)



筑紫群雀(ツクシムレスズメ)はマメ科クララ属の常緑低木である。
九州南部の熊本県・宮崎県・鹿児島県に分布し、林の中に生える。
海外では、中国の福建省や雲南省に分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は2~3メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
頂小葉がいちばん大きく、側小葉は下へいくほど小さくなる。
葉の表面に毛はなく、裏面にはビロード状の圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
開花時期は4~5月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花をたくさんつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Sophora はアラビア語由来の1種の名から転用された。
種小名の franchetiana は日本の植物を研究したフランスの分類学者「フランシェ(A. R. Franchet)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Sophora franchetiana


★名を聞けば黄色い花とすぐ思う
 けれど白花清楚に咲いて




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蝶豆(チョウマメ)

蝶豆(チョウマメ)

蝶豆(チョウマメ)はマメ科チョウマメ属(クリトリア属)の多年草である。
園芸上は一年草として扱われる。
原産地は東南アジア、インドである。
現在では、熱帯・亜熱帯地域に広く野生化している。
また、栽培もされている。
日本へは江戸時代の末期に渡来した。
草丈は100センチから200センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は先の尖った楕円形で、5枚から7枚からなる。
葉の質は軟らかい。
開花時期は6月から10月くらいである。
葉の脇に、蝶形をした花径3センチから5センチの青い花をつける。
花の色には白いものもある。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
花は染料、葉は飼料、未熟な莢は食用にされる。
英名はバタフライピー(butterfly pea)である。
和名はこれを直訳したもので、花の姿に由来する。
なお、属名はギリシャ語で、クリトリスに由来する。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Clitoria ternatea


★大形の花に驚く蝶豆は
 色鮮やかな姿を見せて


蝶豆(チョウマメ)

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丸葉盗人萩(マルバヌスビトハギ)

丸葉盗人萩(マルバヌスビトハギ)

丸葉盗人萩(マルバヌスビトハギ)はマメ科ヌスビトハギ属の多年草である。
本州の岩手県から九州にかけて分布し、草地や林の縁などに生える。
海外では、インドから東のアジアに広く分布している。
分類上は、盗人萩(ヌスビトハギ)の基本種とされている。
草丈は30センチから120センチくらいである。
茎や葉には粗毛が生える。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い卵形で、頂小葉が大きい。
小葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先や葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)ないし円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、淡い紅紫色をした蝶形の花をつける。
花径は3ミリから5ミリくらいである。
花の後にできる実は節果(種子の入った部屋が仕切られた分果)で、短い鉤毛が密生する。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Desmodium podocarpum


★丸い葉の盗人萩があるなんて
 知らなかったなまた発見だ


丸葉盗人萩(マルバヌスビトハギ)

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盗人萩(ヌスビトハギ)

盗人萩(ヌスビトハギ)

盗人萩(ヌスビトハギ)はマメ科ヌスビトハギ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、草地や道端、林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は細長い卵形の小葉3枚からなる3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
頂小葉が大きく、側小葉はやや小さい。
葉には柄があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から細長い総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、蝶形の小さな花を疎らにつける。
花径は3ミリから4ミリくらいで、花の色は紅紫色ないし淡い紅紫色である。
稀に白い花もある。
名の由来は莢の形から見立てたものである。
半月形で2つにくびれた莢(豆果)の形を盗人の忍び足の形に譬えたものである。
密生する鍵状の毛は衣服などにつきやすい。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Desmodium oxyphyllum(=Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum)


★面白い名前貰ってご満悦
 盗人萩は風に吹かれて

盗人萩(ヌスビトハギ)

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