新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ユキノシタ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2011.06.24
七段花(シチダンカ)
- 2011.06.23
柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)
- 2011.06.22
額紫陽花(ガクアジサイ)
- 2011.06.21
小紫陽花(コアジサイ)
- 2011.06.20
奥多摩小紫陽花(オクタマコアジサイ)
七段花(シチダンカ)
七段花(シチダンカ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
神戸の六甲山に自生しているのを1959年に発見された。
山紫陽花(ヤマアジサイ)の1品種である。
江戸時代に栽培され、シーボルトの「日本植物誌」でも紹介されているが、幻の花となっていたのだそうだ。
樹高は1メートルくらいである。
開花時期は6~8月である。
山紫陽花(ヤマアジサイ)との違いは、(1)両性花が退化していて花が咲く前に落ちてしまうことと、(2)装飾花が重弁化していることである。
花の色は淡い青色だが、落花までの間に薄紅、濃紫、藍色などに変化する傾向があるという。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
名の由来は、萼片が七段に重なるというところからきている。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
品種名の prolifera は「突起のある」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Hydrangea serrata f. prolifera
★幻の花と呼ばれし七段花
いま甦り数を増やして
植物図鑑
花図鑑
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柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)
柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
原産地は北アメリカの東南部である。
葉に切れ込みがあり、葉の形が柏(カシワ)に似ているのでこの名がついた。
草丈は50~150センチくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~7月である。
ブッドレアに似たピラミッド型の花穂をつける。
花の色は白だけだが、八重咲きと一重咲きがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋の紅葉も美しい。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の quercifolia は「コナラ属のような葉の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hydrangea quercifolia
★こんもりと茂るが如く花つけて
柏葉紫陽花人を集めて
植物図鑑
花図鑑
額紫陽花(ガクアジサイ)
額紫陽花(ガクアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
紫陽花(アジサイ)の原種で、関東地方、中部地方、伊豆諸島、小笠原諸島などに分布し、暖地の海岸の斜面に生える。
樹高は2~3メートルくらいである。
葉は卵形で厚く、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~7月である。
花序の周辺には4~5枚の花びら(萼片)からなる装飾花がある。
装飾花は花径が4~5センチと大きい。
中央部は両性花になっている。
両性花は花径1センチにも満たない5弁花である。
花の色は白、淡い紅紫、淡い青紫などである。
園芸品種には色の鮮やかなものや、装飾花が八重になったものなどもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
本種を改良して装飾花だけにしたものが紫陽花(アジサイ)である。
俳句では「額の花」が夏の季語である。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Hydrangea macrophylla
★紫と白の宝玉ちりばめて
額紫陽花は夢見る小箱
植物図鑑
花図鑑
小紫陽花(コアジサイ)
小紫陽花(コアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
日本固有種である。
福島県以南の本州から九州にかけて分布し、山地や丘陵に生える。
樹高は100~150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~7月である。
装飾花はなく、小さな両性花だけを密に咲かせる。
花の色は白ないし淡い紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
柴紫陽花(シバアジサイ)の別名がある。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Hydrangea hirta
★ふんわりとつける模様は雪模様
小紫陽花咲く明るい野辺に
植物図鑑
花図鑑
奥多摩小紫陽花(オクタマコアジサイ)
奥多摩小紫陽花(オクタマコアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
分類体系によってはアジサイ科とされる。
小紫陽花(コアジサイ)と額空木(ガクウツギ)との自然交雑種と考えられている。
和名の由来は奥多摩地方で発見されたことからきている。
別名を秩父紫陽花(チチブアジサイ)ともいう。
樹高は100~150センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
花には装飾花はなく、両性花は青色ないしピンクである。
属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。
種小名の hirta は「短い剛毛のある」という意味である。
種小名の scandens は「よじ登る性質の」という意味である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Hydrangea hirta x Hydrangea scandens
★ひっそりと咲くが似合いの小紫陽花
微かな違いが心をとらえ
☆しみじみと人の姿と重ねれば
ひっそりと咲くそれもまた良し
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