新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ユリ科」の記事一覧
- 2024.11.26
[PR]
- 2010.10.22
浜辣韮(ハマラッキョウ)
- 2010.10.21
山辣韮(ヤマラッキョウ)
- 2010.10.20
辣韮(ラッキョウ)
- 2010.10.14
蔓台湾杜鵑草(ツルタイワンホトトギス)
- 2010.10.13
駿河上臈杜鵑草(スルガジョウロウホトトギス)
浜辣韮(ハマラッキョウ)
浜辣韮(ハマラッキョウ)はユリ科ネギ属の多年草である。
発見された時期が新しいようで分布域などはっきりしないが、海浜の草地などに生える。
三浦半島、伊豆半島のほか壱岐諸島などにも分布するようである。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い線形である。
葉の断面は平たい。
開花時期は10月から12月くらいである。
茎先に紅紫色の花を球状にたくさんつける。
花被片は6枚あり、半開状となる。
6本の雄しべと1本の雌しべが花冠から突き出す。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Allium litorale
★また一つめずらしい花咲いていた
師走と言えどここは花園
今日の花ドットコム
花図鑑
PR
山辣韮(ヤマラッキョウ)
山辣韮(ヤマラッキョウ)はユリ科ネギ属の多年草である。
本州の福島県から沖縄にかけて分布し、山地の草原に生える。
名の由来は、山に生える辣韮(ラッキョウ)ということだが、食用にはされていない。
ただし、食べられないことはないとのことだ。
草丈は30センチから50センチくらいである。
地下には球根があり、根際から数枚の円柱形をした細い葉を出す。
開花時期は9月から11月である。
茎の先に紅紫色の花を球状にたくさんつける。
花の色には地域差があり、稀には白花もある。
花びら(花被片)は6枚あり、半開状となる。
6本の雄しべと1本の花柱(雌しべ)が花びらから突き出す。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Allium thunbergii
★突き出した雄しべがとても個性的
紫色濃い山辣韮は
今日の花ドットコム
花図鑑
辣韮(ラッキョウ)
辣韮(ラッキョウ)はユリ科ネギ属の多年草である。
別名を大韮(オオニラ)、里韮(サトニラ)という。
原産地は中国である。
日本へは9世紀ころに薬用として渡来した。
広く栽培されるようになったのは江戸時代からである。
草丈は15センチから40センチくらいである。
葉は線形で柔らかく、中空である。
根際から束になって生える(束生)。
葉は冬でも枯れない。
開花時期は9月から10月である。
茎先から散形花序(茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな紫色の花をたくさんつける。
白い鱗茎を食用とする。
また、鱗茎は生薬で薤白(がいはく)といい、胸のつかえや痛みなどに効くとされる。
俳句の季語は夏である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Allium bakeri
★紫の小さなぼんぼり垂らし咲く
辣韮の花いと愛らしく
今日の花ドットコム
花図鑑
駿河上臈杜鵑草(スルガジョウロウホトトギス)
駿河上臈杜鵑草(スルガジョウロウホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
静岡県の固有種である。
山地の湿った岩場に生える。
分類上は、相模上臈杜鵑草(サガミジョウロウホトトギス)の変種とされている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
草丈は20センチから50センチくらいである。
茎には毛はなく、垂れ下がって生える。
葉は卵状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根の部分は茎を抱く。
開花時期は8月から9月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、長さ3センチくらいの黄色い釣鐘形をした花を2、3輪くらい垂れ下げる。
花被片の内側には赤紫色の斑点がたくさんある。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)は赤褐色である。
写真は10月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Tricyrtis ishiiana var. surugensis
★絶滅の危機が迫ると聞く花の
姿を見るはうれしかれども
今日の花ドットコム
花図鑑
カレンダー
カウンター
楽 天
お買い物
カテゴリー
最新CM
最新記事
(11/04)
(11/03)
(06/27)
(01/29)
(01/28)
(01/26)
(01/24)
(10/21)
(10/20)
(10/18)
最新TB
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(07/11)
(07/12)
(07/13)
(07/14)
(07/15)
(07/16)
(07/17)
(07/18)
(07/20)
(07/20)