新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ユリ科」の記事一覧
- 2024.11.27
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- 2010.08.04
白花小葉擬宝殊(シロバナコバギボウシ)
- 2010.08.03
小葉擬宝殊(コバギボウシ)
- 2010.08.02
玉川杜鵑(タマガワホトトギス)
- 2010.08.01
野姫百合(ノヒメユリ)
- 2010.07.31
車百合(クルマユリ)
白花小葉擬宝殊(シロバナコバギボウシ)
小葉擬宝殊(コバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国、九州に分布し、山地の湿原に生える。
通常の花の色は淡い紫色だが、稀に白花のものがある。
これを白花小葉擬宝殊(シロバナコバギボウシ)という。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は長さが10センチから15センチくらいある細長い楕円形である。
葉には艶はなく、縦の葉脈が目立つ。
開花時期は7月から9月である。
花被片は6枚で、長さは4、5センチである。
やや下向きに咲き、花の色は白い。
雄しべは6本である。
雌しべは1本で突き出している。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Hosta sieboldii form. alba
★恥じらいて咲くがごとくに俯いて
小葉擬宝殊の花色白く
今日の花ドットコム
花図鑑
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小葉擬宝殊(コバギボウシ)
小葉擬宝殊(コバギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から本州の中部地方にかけてと四国、九州に分布し、山地の湿原に生える。
草丈は30センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は長さが10センチから15センチくらいある細長い楕円形である。
葉には艶はなく、縦の葉脈が目立つ。
開花時期は7月から9月である。
花被片は6枚で、長さは4、5センチである。
やや下向きに咲き、花の色は淡い紫色である。
花被片の内側には濃い紫色の縦筋が入る。
雄しべは6本である。
雌しべは1本で突き出している。
一日花である。
写真は8月に志賀高原で撮った。
学名:Hosta albo-marginata
★恥じらいて咲くがごとくに俯いて
小葉擬宝殊は色鮮やかに
今日の花ドットコム
花図鑑
玉川杜鵑(タマガワホトトギス)
玉川杜鵑(タマガワホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山の谷筋や湿った林の中などに生える。
杜鵑(ホトトギス)は秋に咲くが、本種は夏に咲く。
草丈は50センチから100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉のつけ根は茎を抱く。
開花時期は6月から8月である。
花の色は黄色で、内部に暗い赤色の小さな斑点がある。
花被片は6枚である。
上向きに花をつけ、二日間咲く。
花被片の根元の外側に丸い突起がある(距)。
和名は、黄花であることから、山吹(ヤマブキ)の名所である京都の玉川にちなんだものという。
写真は7月に赤城山で撮った。
学名:Tricyrtis latifolia
★咲く花はどこか床しき風情あり
黄の杜鵑霧に浮かんで
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野姫百合(ノヒメユリ)
野姫百合(ノヒメユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
九州から沖縄にかけて分布し、山地の草地や崖地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国大陸などにも分布する。
環境省のレッドデータブックでは、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
別名を菅百合(スゲユリ)ともいう。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は線形で互い違いに生える(互生)。
葉には柄はない。
開花時期は7月から8月くらいである。
花径3、4センチの赤橙色をした花を数輪ずつ段々につける。
花は下向きにつく。
花被片は6枚で、強く反り返る。
小鬼百合(コオニユリ)に似るが、斑点はない。
日本に自生するユリ属の中で花はもっとも小さい。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lilium callosum
★ヒメの名がぴたりと似合う野姫百合
俯き咲いて募る愛しさ
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車百合(クルマユリ)
車百合(クルマユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山帯から高山帯の草地に生える。
四国の剣山にも隔離分布する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は30センチから80センチくらいである。
茎の中央より下側に、柄のない細長い葉が1段から3段輪生する。
名の由来は、葉の様子を車輪に譬えたものである。
茎の上部には小さな葉が互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に赤橙色をした花を1輪ないし数輪、横向きないし斜め下向きにつける。
花径は3センチから4センチで、花びら(花披片)は先が強く反り返り、濃い色の斑がある。
花粉は赤褐色をしている。
花の姿は鬼百合(オニユリ)や小鬼百合(コオニユリ)に似ている。
写真は7月に八幡平で撮った。
学名:Lilium medeoloides
★花びらをつんと反らせて車百合
葉っぱの姿とてもユニーク
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