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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ラン科」の記事一覧

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ブルボフィルム・ラシオキルム



ブルボフィルム・ラシオキルムはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の多年草である。
ブルボフィルム属(Bulbophyllum)は東南アジアなどに広く分布する着生種で、約2000種の原種がある。
読み方はバルボフィラム属とする場合もある。
日本にも豆蔦蘭(マメヅタラン)などが分布し、属名の和名をマメヅタラン属という。
本種の原産地はタイ、ミャンマー、マレーシアなどである。
標高1000~1500メートルの山地の森に生える樹木などに着生する。
異名をブルボフィルム・ブレビスカプム(Bulbophyllum breviscapum)という。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
葉の質は革質で分厚い。
自生地での開花時期は秋である。
茎先に花径3センチくらいの淡い黄褐色の花を1輪ずつつける。
側萼片には赤褐色の模様が入る。
属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。
種小名の lasiochilum は「毛深い唇弁の」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Bulbophyllum lasiochilum

★名札には確かにこの名があるけれど
 ほんとにこれはラシオキルムか



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ブラッサボラ・ツベルクラタ



ブラッサボラ・ツベルクラタはラン科ブラッサボラ属の多年草である。
ブラッサボラ属はカトレア属などと近縁で、中南アメリカに20種くらいが分布する着生種である。
本種の原産地はブラジル、パラグアイ、ボリビアなどである。
山地の森の中や熱帯草原の樹上に生える着生種である。
ブラッサボラ・フラグランス(Brassavola fragrans)やブラッサボラ・ペリニー(Brassavola perrinii)などの異名がある。
草丈は20~30センチである。
葉は線形である。
自生地での開花時期は4~6月くらいである。
茎先に数輪の花を垂れ下げる。
花径は6~8センチくらいある。
花の色は淡い緑色である。
唇弁は白く、喉に黄色い模様が入る。
花は夜に強い香りを放つ。
属名の Brassavola はベネチアの植物学者「ブラッサボラさん」の名からきている。
種小名の tuberculata は「いぼ状の突起のある」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物園で撮った。
学名:Brassavola tuberculata

★ぱっと見はよく似た花が多いかな
 ブラッサボラは熱帯の花




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デンドロビウム・スラウェシエンセ



デンドロビウム・スラウェシエンセはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらいが分布する着生種である。
園芸品種もたくさん作出されている。
属名の読み方はデンドロビュームとするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
本種の原産地はインドネシアのスラウェシ島やマルク諸島である。
デンドロビウム・グロメラツム(Dendrobium glomeratum)やデンドロビウム・クレプディフェルム(Dendrobium crepdiferum)の異名がある。
標高1200メートルまで森の樹木などに着生する。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は肉厚の披針形(笹の葉のような形)である。
自生地での開花時期は夏から秋である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の赤い花をつける。
花の色は濃いマゼンダからピンクがかったものまであり、花径は4センチから5センチくらいである。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の sulawesiense は「スラウェシ島の」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Dendrobium sulawesiense

★シンプルがなお美しい赤色が
 燃え立つような熱帯の花




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エンキクリア・ブラクテアタ



エンキクリア・ブラクテアタはラン科エンキクリア属の多年草である。
属名の読み方はエンシクリアとするものもある。
エンキクリア属は中南アメリカに1000種以上分布する着生種である。
分類の仕方によっては、エピデンドルム属(Epidendrum)に統合されることもある。
本種の原産地はブラジルである。
標高10~500メートルの大西洋側の林の中に生える着生種である。
草丈は10~15センチくらいである。
葉は線形で革質である。
開花時期は夏から冬である。
花茎の先に、花径は25ミリくらいの緑色で紅紫色の斑点の入る花を1輪ずつつける。
唇弁の色は白く、先は紅い。
属名の Encyclia はギリシャ語の「enkykleomai(取り囲む)」からきている。
種小名の bracteata は「苞葉のある」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Encyclia bracteata

★小ささを感じさせないブラクテアタ
 目を奪うよね色のマジック




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シンビジウム・エリトラエウム



シンビジウム・エリトラエウムはラン科シュンラン属(シンビジウム属)の常緑多年草である。
シンビジウム属はインド、中国、東南アジア、オーストラリアの北部などに50種くらい分布し、着生種と地生種がある。
属名の読み方はシンビジュームやシンビデュームとするものもある。
種小名の読み方はエリスラエウムとするものもある。
日本にも春蘭(シュンラン)などが分布し、属名の和名をシュンラン属という。
本種の原産地は中国の南西部、ミャンマー、ベトナム、インド、ヒマラヤなどである。
標高1000~2400メートルの森に生える着生種ないし岩生種である。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は肉厚の平たい線形で、上方に伸びる。
自生地での開花時期は夏から秋である。
長い花茎を伸ばし、疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して、花径5~8センチくらいの花を十数輪つける。
花の色は緑色で濃い赤の縦筋が入る。
唇弁は黄色から白で紅紫色の模様が入る。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の erythraeum は「赤色の」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館で撮った。
学名:Cymbidium erythraeum

★ぽつぽつと咲いた姿は寂しげに
 見えるけれども実は華麗で




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