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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

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榧(カヤ)



榧(カヤ)はイチイ科カヤ属の常緑高木である。
本州の宮城県から九州にかけて分布する針葉樹である。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
樹高は20~35メートルくらいである。
樹皮は灰褐色ないし褐色で、縦に裂ける。
葉は線形で、枝に螺旋状につく。
葉の断面は扁平だが、先は鋭く尖る。
葉の表面は濃い緑色で艶がある。
葉の質は革質で硬い。
開花時期は4~5月である。
雌雄同株である。
雄花は長さ1センチくらいの楕円形で、前年に出た葉のつけ根につく。
雌花は新しい葉のつけ根に2個つく。
種子は緑色の厚い仮種皮に包まれ、翌年の秋に紫褐色に熟する。
材は碁盤や将棋盤の材料となることで知られる。
属名の Torreya はアメリカ人の植物学者「トレイ(John Torrey, 1796-1873)さん」の名からきている。
種小名の nucifera は「堅果を持った」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Torreya nucifera

★名前だけ薄っすら記憶に残るけど
 これが榧の木尖った葉っぱ




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眼鏡柳(メガネヤナギ)



枝垂柳(シダレヤナギ)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木である。
原産地は中国で、湿地に生える。
日本へは奈良時代に渡来した。
眼鏡柳(メガネヤナギ)はその園芸品種である。
基本種の葉は披針形(笹の葉のような形)で枝先が垂れ下がるが、本種の葉はくるくると環状に巻いている。
その様子を「眼鏡」にたとえたものである。
勾玉柳(マガタマヤナギ)の名でも流通している。
樹高は6~10メートルくらいである。
葉は互い違いに生える(互生)。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は灰色を帯びる。
開花時期は春で、尾状花序をつける。
鉢植えにされたり、生け花の材料とされたりする。
属名の Salix はケルト語の「sal(近い)+lis(水)」からきている。水辺に多いことから名づけられた。
種小名の babylonica は「バビロニア(現在のイラクの南部)の」という意味である。
園芸品種名の Crispa は「縮れた」という意味である。
学名:Salix babylonica 'Crispa'(syn. Salix babylonica 'Annularis')

★面白い葉っぱの様子に笑みもれる
 縮れるだけで見栄えが違うね




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瓢箪(ヒョウタン)



瓢箪(ヒョウタン)はウリ科ユウガオ属の蔓性一年草である。
原産地はアフリカないしアジアの熱帯地方だと考えられている。
南アメリカでは紀元前1万年以上前から栽培されていた。
日本でも、縄文前期の遺跡から見つかっており、『日本書紀』にも瓢(ひさご)の名で記述がある。
夕顔(ユウガオ)の近縁種で、茎は他物に絡んで伸びる。
蔓の長さは放置すれば10メートルにもなる。
葉は心臓形で、手のひら状に浅く裂ける。
開花時期は7月くらいである。
雌雄同株である。
花径5~6センチの白い5弁花をつける。
花は夕方咲き始め、朝になると萎んでしまう。
結実期は8~9月くらいである。
実は普通中央部にくびれがあるが、そうでないものもある。
花言葉は「繁栄」である。
属名の Lagenaria はラテン語の「lagenos(瓶)」からきている。実の形から名づけられた。
種小名と変種名の siceraria は「酩酊する」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lagenaria siceraria var. siceraria

★ぶら下がる果実の姿面白く
 見上げる口はあんぐり開き




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白樫(シラカシ)



白樫(シラカシ)はブナ科コナラ属の常緑高木である。
本州の福島県から九州にかけて分布し、低地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は20メートル以上になる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、上部の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は艶があって濃い緑色をしており、裏面は淡い緑色である。
開花時期は5月である。
雄花は黄褐色の尾状花序を下に垂らし、雌花は直立する。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、下部は浅いお碗形の殻斗(はかま)に包まれる。
和名の由来は材が白いことからきている。
材は器具材や建築材とされる。
樹皮は黒い。
属名の Quercus はケルト語の「quer(良質の)+cuez(材木)」を語源とするこの属の一種のラテン古名からきている。
種小名の myrsinifolia はヤブコウジ科の「タイミンタチバナ属(Myrsine)のような葉の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Quercus myrsinifolia

★滑らかな樹皮に手のひら当ててみる
 白樫の木の梢は高く






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児の手柏(コノテガシワ)



児の手柏(コノテガシワ)はヒノキ科コノテガシワ属の常緑高木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では準絶滅危惧(NT)に指定されている。
和名の由来は、子どもが手を上げる様子に似ていることからきている。
樹高は10~20メートルくらいである。
ただし、いま庭木や公園木として植えられているものは、千手(センジュ:'Compacta')という矮性の園芸品種である。
こちらの樹高は1~5メートルくらいである。
枝は密に出て幹は直立する。
葉は鱗状で、密に向かい合って生える(対生)。
葉の表と裏ははっきりしない。
雌雄同株である。
開花時期は3~4月である。
雄花は茶褐色で楕円形をしている。
雌花は淡い紫色で球形である。
球果(マツカサ)は卵球形で、紫褐色に熟する。
属名の Platycladus はギリシャ語の「platys(広い)+klados(枝)」からきている。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った「千手」である。
学名:Platycladus orientalis

★美しい樹形にほうと息を飲む
 コニファーらしい姿に惚れて




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