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仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ヒノキ科」の記事一覧

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杉(スギ)



杉(スギ)はヒノキ科スギ属の常緑高木である。
分類の仕方によっては(新エングラー体系などでは)スギ科とする場合もある。
APG体系ではヒノキ科に移行している。
日本固有種である。
本州の青森県から屋久島にかけて分布する針葉樹である。
また、各地に広く植林されている。
ただし、中国の南部に自生するものを同一種とする見解もある。
和名の由来は、真っ直ぐな木(直木:すき)からきているという。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では準絶滅危惧(NT)に指定されている。
樹高は30メートルから40メートルくらいである。
樹形は円錐形である。
樹皮は褐色で、成長したものは縦に裂ける。
葉は針状である。
雌雄同株で、開花時期は2月から4月くらいである。
雄花は黄褐色で米粒のような楕円形をしており、枝先に群生する。
雌花は緑色のほぼ球形で鱗片が密着する。
風媒花で多量の花粉を飛ばし、開花時期には花粉症の原因となる。
花の後にできる実は球果である。
樹脂は生薬で杉脂(さんし)といい、消炎作用がある。
材は建築材、家具材、彫刻材などに広く用いられている。
属名の Cryptomeria はギリシャ語の「cryptos(隠れた)+meris(部分)」からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
上の写真は11月に川口市立グリーンセンターで撮った。
下の写真は7月に日光東照宮で撮った。
学名:Cryptomeria japonica

★いろいろな名前のついた杉がある
 時代を超えて日本各地に




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メタセコイア



メタセコイアはヒノキ科メタセコイア属の落葉高木である。
分類の仕方によってはスギ科とされる。
1属1種で、「生きた化石」と呼ばれる。
1939年に日本で化石が発見された。
その後、1945年に中国の四川省で現存することが確認された。
別名を曙杉(アケボノスギ)という。
針葉樹だが落葉をする。
樹高は20~30メートルになる。
樹形は円錐形である。
樹皮は茶色で、縦に裂ける。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
複葉のように見える枝も向かい合って生える(対生)。
秋には赤茶色に紅葉した後、落葉する。
開花時期は2~3月である。
雌雄同株である。
葉の展開する前に雄花が枝から垂れ下がる。
雌花は緑色の鱗片葉が球形に集まったものである。
花の後にできる実は球果(マツカサ)である。
秋から冬にかけて結実し、たくさんの種子が地表に落ちる。
属名の Metasequoia はギリシャ語の「meta(後に)+Sequoia(ヒノキ科セコイア属)」からきている。後にセコイア属と区別したことから名づけられた。
種小名の glyptostroboides は「Glyptostrobus(ヒノキ科スイショウ属)に似た」という意味である。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Metasequoia glyptostroboides

★太古より命永らえ今にある
 メタセコイアの姿伸び伸び




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大島這い鼠(オオシマハイネズ)



大島這い鼠(オオシマハイネズ)はヒノキ科ビャクシン属の常緑低木である。
分類の仕方によってはネズミサシ属とされる。
漢字では「大島這い杜松」とも書く。
日本固有変種である。
房総半島や東海地方、伊豆七島などに分布し、海岸に生える。
別名を浜這い鼠(ハマハイネズ)という。
分類上は奄美大島以南に分布する沖縄這い鼠(オキナワハイネズ)と同一とされるが、南西諸島以外に分布するものは大島這い鼠(オオシマハイネズ)として区別される。
針葉樹で、砂地を這って四方に広がる。
丈は2~4メートルくらいである。
葉は針形で長さ8~14ミリくらいで、3枚が輪生する。
雌雄異株である。
花は目立たない。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球果(マツカサ)である。
属名の Juniperus はラテンの古名からきている。
種小名の conferta は「密生した」という意味である。
変種名の lutchuensis は「琉球の」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Juniperus conferta var. lutchuensis(=Juniperus taxifolia var. maritima)

★地を這って広がる樹木多けれど
 これは這い鼠ヒノキ科と知り




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児の手柏(コノテガシワ)



児の手柏(コノテガシワ)はヒノキ科コノテガシワ属の常緑高木である。
原産地は中国である。
日本へは江戸時代の中期に渡来した。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では準絶滅危惧(NT)に指定されている。
和名の由来は、子どもが手を上げる様子に似ていることからきている。
樹高は10~20メートルくらいである。
ただし、いま庭木や公園木として植えられているものは、千手(センジュ:'Compacta')という矮性の園芸品種である。
こちらの樹高は1~5メートルくらいである。
枝は密に出て幹は直立する。
葉は鱗状で、密に向かい合って生える(対生)。
葉の表と裏ははっきりしない。
雌雄同株である。
開花時期は3~4月である。
雄花は茶褐色で楕円形をしている。
雌花は淡い紫色で球形である。
球果(マツカサ)は卵球形で、紫褐色に熟する。
属名の Platycladus はギリシャ語の「platys(広い)+klados(枝)」からきている。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った「千手」である。
学名:Platycladus orientalis

★美しい樹形にほうと息を飲む
 コニファーらしい姿に惚れて




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椹(サワラ)



椹(サワラ)はヒノキ科ヒノキ属の常緑高木である。
日本固有種である。
本州の岩手県から九州にかけて分布する針葉樹である。
見た目は檜(ヒノキ)とよく似ている。
和名の由来は、古語「爽らか(さわらか)」からきており、檜(ヒノキ)に比べてすっきりしているという意味でこう呼ばれたとされる。
材が柔らかいため柱などには用いられないが、水湿に強いので桶や柄杓の材料とされる。
樹高は30~40メートルである。
樹皮は紅褐色で縦に裂け目が入る。
葉は鱗状で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は本種のほうが尖る。
また、枝につく上下の葉の大きさが変わらない。
雌雄同株で、開花時期は4月である。
果期は9~10月で、球果である。
属名の Chamaecyparis はギリシャ語の「chamai(小さい)+kyparissos(イトスギ)」からきている。果実がイトスギより小さいので名づけられた。
種小名の pisifera は「エンドウ属(Pisum)をもった」という意味である。
写真は10月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Chamaecyparis pisifera

★片仮名で見れば魚と思うかな
 椹と檜よく似た木だよ




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