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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「クワ科」の記事一覧

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浜桑(ハマグワ)



浜桑(ハマグワ)はクワ科クワ属(モルス属)の落葉高木である。
モルス属は世界に10種から20種くらいが分布する。
また、栽培品種は100種を超える。
本種は、分類上は山桑(ヤマグワ)の品種の1つとされている。
北海道から本州にかけて分布し、海岸付近に生える。
海外では朝鮮半島にも分布する。
別名を照葉島桑(テリハシマグワ)という。
樹高は3メートルから15メートルくらいである。
樹皮は褐色で、縦に短い割れ目が入る。
葉は卵形ないし卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に長く尖り、縁には整わないぎざぎざ(鋸歯)がある。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
山桑(ヤマグワ)との違いは、葉の質が分厚くて艶があり。鮮やかな緑色をしていることである。
葉はしばしば3つに裂ける。
開花時期は4月から5月である。
雌雄異株である。
雌花は尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)、雄花は短円柱形である。
花の色は淡い黄緑色である。
花の後にできる実は多肉質の集合果で赤ないし黒紫色に熟し、「桑の実」といって食用になる。
属名の Morus はケルト語の「mor(黒)」からきているのではないかと推定されている。果実の色から名づけられた。
種小名の australis は「南半球の」という意味である。
品種名の maritima は「海浜に生える」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Morus australis f. maritima(syn. Morus bombycis var. maritima)

★浜桑の葉っぱに触れて確かめる
 生きる工夫がここにもあると



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山桑(ヤマグワ)



山桑(ヤマグワ)はクワ科クワ属(モルス属)の落葉高木である。
モルス属は世界に10種から20種くらいが分布する。
また、栽培品種は100種を超える。
本種は北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、近縁種の真桑(マグワ)とともに、カイコの餌として栽培されてきた。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、インジシナ半島、インド、ヒマラヤなどにも分布する。
樹高は3メートルから15メートルくらいである。
樹皮は褐色で、縦に短い割れ目が入る。
葉は卵形ないし卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は全く切れ込まないものもあるし、3つから5つに裂けるものもある。
葉の先は尖り、つけ根は心形で、枝との間には柄がある。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から5月である。
雌雄異株または同株である。
花の色は淡い黄色で、尾状花序(単性の花が穂状につき、垂れ下がる)である。
花の後にできる実は多肉質の集合果で赤ないし黒紫色に熟し、「桑の実」といって食用になる。
樹皮は和紙の原料となり、葉は養蚕用とされる。
材は建築材、器具材、楽器材などとして用いられる。
根の皮は生薬で桑白皮(そうはくひ)といい、消炎、利尿、鎮咳去痰などの薬効がある。
しかし、現在国内では生産されず中国産の真桑(マグワ)を使ったものが輸入されている。
俳句では「やまぐわの花」が春の季語、「桑の実」が夏の季語である。
属名の Morus はケルト語の「mor(黒)」からきているのではないかと推定されている。果実の色から名づけられた。
種小名の australis は「南半球の」という意味である。
花の写真は4月に南足柄市の足柄森林公園丸太の森で撮った。
実の写真は6月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Morus australis(syn. Morus bombycis)

★山桑の花はこれかと見つめれば
 高原の風さっと吹きぬけ









ホップ



ホップはクワ科カラハナソウ属(フムルス属)の蔓性多年草である。

分類体系によっては(APGIII)アサ科とされる。
フムルス属は世界に2種と1変種が分布する小さな属である。
日本にも唐花草(カラハナソウ)などが分布し、属名の和名をカラハナソウ属という。
本種の原産地はカフカス地方や西アジアだと考えられている。
ビールの原料となる植物である。
別名を西洋唐花草(セイヨウカラハナソウ)という。
冷涼な気候を好むので、日本では北海道や東北地方、山梨県、長野県などで栽培されている。
蔓は右巻きで、10メートルくらいに伸びる。
葉は手のひら状に3つから5つに裂け、向かい合って生える(対生)。
雌雄異株である。
結実すると芳香が失われるため、ビール醸造用に栽培をされるのは雌株だけである。
開花時期は6月から7月である。
まず毛花と呼ばれる花がつき、毛花が枯れた後に毬花と呼ばれる未受精のまつかさに似た花がつく。
この毬花がホップである。
収穫期は8月から9月である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
古代から薬用植物としても利用されてきた。
利尿、鎮静などの薬効がある。
花言葉は「希望」である。
属名の Humulus はラテン語の「humus(土)」からきている。
種小名と変種名の lupulus は狼の縮小形で「小さな狼」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Humulus lupulus var. lupulus

★地味だけど何やら威厳ありそうに
 ホップの花は悠々自適




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フィクス・プラティフィラ



フィクス・ウンベラタはクワ科イチジク属の落葉高木である。
属名の読み方は「フィカス」とするものもある。
原産地はガーナ、セネガル、ナイジェリアなどで、サバンナ地帯に生える。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で分厚く、葉脈が目立つ。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
花は無花果(イチジク)のような隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)である。
花の後にできる実はイチジク状果である。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の platyphylla は「広い葉の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Ficus platyphylla

★アフリカのサバンナ地帯が故郷だ
 可能性秘め静かに茂る




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大葉犬枇杷(オオバイヌビワ)



大葉犬枇杷(オオバイヌビワ)はクワ科イチジク属の常緑高木である。
奄美大島から沖縄にかけて分布し山地に生える。
海外では、台湾、フィリピン、ニューギニア、南太平洋諸島、オーストラリア、インドネシア、マレーシア、インドなどにも分布する。
樹高は7メートルから10メートルくらいである。
熱帯地方では25メートルくらいになるものもある。
樹皮は灰白色である。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で分厚い。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
雌雄異株である。
開花時期はほぼ周年である。
無花果(イチジク)のような隠頭花序(花軸の先が膨らんで壷型となり、その中に単性の花を密生する)をつける。
花の後にできる実は直径2センチくらいの球形のイチジク状果で、緑褐色に熟する。
属名の Ficus はイチジクのラテン語古名からきている。
種小名の septica は「果実が胞間裂開する」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Ficus septica

★北限の大葉犬枇杷あの島で
 いつか見たいと夢膨らませ




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