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カテゴリー「マメ科」の記事一覧

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スイートピー

スイートピー

スイートピー(sweet pea)はマメ科レンリソウ属(ハマエンドウ属)の一年草である。
原産地はシチリア島で、イギリスで品種改良が行われた。
日本へは明治時代に渡来した。
蔓性で長さは3、4メートルにも達する。
全体に粗い毛が生えている。
葉は緑色の羽状で、先端は巻きひげとなって他の物にからんで這い上がる。
開花時期は5月から6月である。
ただし、今では夏咲き系や冬咲き系などもある。
葉の脇から20センチくらいの花茎を出し、大きな蝶形の花をつける。
萼は釣鐘形で先は5つに裂ける。
原種の色は淡い紫色だが、白、ピンク、オレンジなど色も豊富である。
覆輪や絞りの品種、大輪多花系、矮性品種などもある。
甘酸っぱい香りがするので切り花としてもよく利用される。
香豌豆(カオリエンドウ)、麝香連理草(ジャコウレンリソウ)、麝香豌豆(ジャコウエンドウ)などの和名があるが、ほとんど用いられていない。
俳句の季語は春である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lathyrus odoratus


★鼻歌を口ずさみたくなってくる
 スイートピーは青春の花


スイートピー

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先代萩(センダイハギ)

先代萩(センダイハギ)

先代萩(センダイハギ)はマメ科センダイハギ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、海岸や川岸などに生える。
また、植栽もされている。
海外では、朝鮮半島、中国、ロシア極東地方、北アメリカ北部などに分布する。
名の由来は、仙台に分布することと歌舞伎の「先代萩」にかけてつけられたものだという。
草丈は40センチから80センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の柄には小葉に似た形の托葉がつく。
葉の裏には白い毛がある。
開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い大きな蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Thermopsis lupinoides


★一面を黄金に染めて咲き出ずる
 先代萩は蝶舞うごとく


先代萩(センダイハギ)

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頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)

頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)

頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)はマメ科エニシダ属の落葉低木である。
ヨーロッパ南西部原産の金雀枝(エニシダ)の園芸品種である。
特徴は両翼弁に赤いぼかしが入ることである。
樹高は2、3メートルである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形で、先が尖る。
開花時期は4、5月である。
葉の脇にやや長い蝶形をした黄色い花をたくさんつける。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Cytisus scoparius cv. Andreanus


★頬紅がピエロのようなアクセント
 どこか愉快に見えるが不思議


頬紅金雀枝(ホオベニエニシダ)

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西洋都草(セイヨウミヤコグサ)

西洋都草(セイヨウミヤコグサ)

西洋都草(セイヨウミヤコグサ)はマメ科ミヤコグサ属の多年草である。
ヨーロッパ原産で、世界中に帰化している。
日本では戦後帰化しているのが発見された。
現在では本州から九州にかけて分布し、道端、原野、堤防などの草地に生える。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎には微毛がある。
葉は3出複葉といって、小葉が3枚で1組になる。
小葉の形は卵形で、葉の先は少し尖り、縁にはぎざぎざの鋸歯がない(全縁)。
葉の色は粉白色を帯びている。
開花時期は4月から8月である。
花は黄色い蝶形花である。
花のつき方は散形花序で、茎先から1個から7個の柄が放射状に出て、その先にひとつずつ花がつく。
散形花序というのは、横から見ると平らな感じになる花序である。
元から日本にある都草(ミヤコグサ)とよく似ているが、西洋都草(セイヨウミヤコグサ)のほうが大きくて花数も多い。
都草(ミヤコグサ)の名は、京都(みやこ)に多かったことからつけられているという。
写真は7月に群馬県嬬恋村の鬼押出し花木園で撮った。
学名:Lotus comiculatus var. corniculatus


★舞うような黄金の花がよく似合う
 帰化したけれど名は都草


西洋都草(セイヨウミヤコグサ)

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都草(ミヤコグサ)

都草(ミヤコグサ)

都草(ミヤコグサ)はマメ科ミヤコグサ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や荒地などに生える。
ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物だといわれている。
名の由来については諸説がある。
かつて京都に多かったからとか、漢名の脈根草の転訛したものなどの説がある。
分類上は西洋都草(セイヨウミヤコグサ)の変種という見方もある。
草丈は10センチから30センチくらいである。
根際から枝分かれをし、地を這って広がる。
基本種は茎、葉、萼などに毛が生えるが、本種は無毛である。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、5枚の小葉で1枚の葉が構成される。
ただし、つけ根のほうにある2枚は小さいので、3出複葉のように見える。
小葉の形は楕円形である。
開花時期は4月から8月である。
茎先に黄色い蝶形の花を1個から3個つける。
西洋都草(セイヨウミヤコグサ)の場合は、5個から7個の花をつけることもある。
花径は10ミリから15ミリくらいである。
花弁は5枚である。
下部につく2枚の竜骨弁は合着して筒状となる。
萼片は5枚である。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Lotus japonicus(=Lotus corniculatus var. japonicus)


★野の花の可憐さ見せて都草
 背は低くとも光り輝き


都草(ミヤコグサ)

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