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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ユリ科」の記事一覧

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クニフォフィア・ノルティアエ



クニフォフィア・ノルティアエはユリ科シャグマユリ属の常緑多年草である。
分類体系によってはツルボラン科ないしススキノキ科とされる。
原産地は南アフリカである。
草丈は60~120センチくらいである。
根際から生える葉は剣状である。
開花時期は夏である。
秋に戻り咲きをするものもある。
長い花茎の上部に、筒状の花を穂状につける。
花は先が小さく6つに裂けていて下向きに密生し、下から咲きあがる。
花の色は蕾のうちが淡いオレンジ色で咲き進むと黄色になる。
トリトマ(旧属名) の仲間の中では、全体に太くがっしりしている。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Kniphofia はドイツの植物学者「クニホフ(J. H. Kniphof)さん」の名からきている。
種小名の northiae は19世紀のイギリス人の植物画家「ノース(M. North)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Kniphofia northiae


★ずんぐりと咲いた姿が面白い
 見るたび思う不思議の世界




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浅間黄萓(アサマキスゲ)



浅間黄萓(アサマキスゲ)はユリ科ワスレグサ属の多年草である。
分類体系によってはワスレグサ科とされる。
黄萓(キスゲ)の中で浅間山地方に咲くものが浅間黄萓(アサマキスゲ)と呼ばれる。
自生のものがほとんど姿を消したために、軽井沢町では復元作業中なのだと聞いた。
ただし、黄萓(キスゲ)=夕萓(ユウスゲ)と同一とする見解もある。
草丈は100~150センチくらいある。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6~7月である。
花の色は黄色で、花被片が6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Hemerocallis はギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」からきている。この属の植物の花は一日でしぼむことから名づけられた。
種小名の citrina には「シトロンのような色の」という意味である。
変種名の vespertina は「夕方の」という意味である。
写真は7月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Hemerocallis citrina var. vespertina


★夕暮れを静かに待ちて淡き色
 浅間黄萓は闇に焦がれて
☆闇の中浮かび上がりし花ひとつ
 浅間黄萓の黄は冴え渡り




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ブルビネラ・フロリブンダ



ブルビネラ・フロリブンダはユリ科ブルビネラ属の多年草である。
分類体系によってはハナツルボ科とされる。
原産地は南アフリカである。
日本へは1970年代に渡来した。
英名はキャッツテール(cat's tail)である。
草丈は70~100センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、肉質である。
開花時期は2~4月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を円錐状に出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花被片は6枚で、星形に開く。
雄しべも6本である。
花の色にはオレンジ色や白のものもある。
切り花によく使われる。
属名の Bulbinella はBulbine(ブルビネ属)の縮小形である。ギリシャ語の「bulbos(鱗茎)」からきている。この属の植物のほとんどが球根性であることから名づけられた。
種小名の floribunda は「花の多い」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Bulbinella floribunda


★ぽんぽんと穂のように咲くその姿
 異国の香り振りまくように




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白花椿葛(シロバナツバキカズラ)



椿葛(ツバキカズラ)はユリ科ツバキカズラ属の蔓性常緑多年草である。
分類体系によってはサルトリイバラ科とされる。
原産地はチリで、中央部から南部にかけての山地に生える。
チリの国花で、1属1種である。
夏の高温に弱く、栽培はややむずかしい。
白花椿葛(シロバナツバキカズラ)はその園芸品種である。
原種の花の色は紅色だが、本種は白い。
蔓を伝って伸び、草丈は3メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、先は長く尖る。
開花時期は周年である。
葉の脇から白い筒形の花を下垂させて咲かせる。
ユリ科の他の植物とは違って、花びらは反り返らない。
属名の Lapageria の由来はまだ解明できていない。
種小名の rosea は「バラ色の」という意味である。
品種名の Albiflora は「白い花の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Lapageria rosea 'Albiflora'


★垂れ下がり咲いた姿は楚々として
 静かな響き奏でるごとく




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筑紫猩々袴(ツクシショウジョウバカマ)



筑紫猩々袴(ツクシショウジョウバカマ)はユリ科ショウジョウバカマ属の多年草である。
分類体系によってはシュロソウ科とされる。
日本固有種である。
分類上は猩々袴(ショウジョウバカマ)の変種とされている。
九州に分布し、山野のやや湿った場所に生える。
筑紫というのは筑前、筑後の両国をさす言葉である。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は艶のあるへら形で、ロゼット状に地面に広がる。
開花時期は3~5月である。
花茎を出し、その先に3~10輪の花をつける。
花の色は、白または淡いピンク色である。
花被片は6枚で、内側に3枚、外側に3枚ある。
花被片のつけ根の部分が外側に膨らまないのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「猩々」というのは中国の伝説上の動物で、能楽に取り入れられている。
属名の Heloniopsis はギリシャ語の「Helonias(ショウジヨウバカマ属)+opsis(似た)」からきている。ただし、どちらもショウジョウバカマ属とされている。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
変種名の breviscapa は「短い花茎の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Heloniopsis orientalis var. breviscapa


★面白い姿かたちに首ひねり
 じっと眺める初めての花




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