新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
小豆(アズキ)
- 2012/08/05 (Sun)
- マメ科 |
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小豆(アズキ)はマメ科ササゲ属の一年草である。
原産地は中国北東部である。
日本へは2000年ほど前に渡来したと推定されている。
種子を食用とするため各地で栽培されるが、北海道が6割以上を占めている。
草丈は30~70センチくらいである。
茎は直立をし、茎の先は蔓性になる。
茎には毛が生えている。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵円形で、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は7~8月である。
葉の脇に淡い黄色の蝶形の花を3~10個くらいつける。
花の大きさは15~20ミリくらいである。
そして、花の後に円筒形の豆果を結ぶ。
莢の中には10個くらいの小豆色の種子が入っている。
結実時期は10~11月である。
小豆(アズキ)を煎じたものは生薬で赤小豆(しゃくしょうず)といい、脚気に効く。
俳句の季語は秋である。
属名の Vigna はイタリアの自然科学者「ビーニャ(Dominico Vigna)さん」の名からきている。
種小名の angularis は「角張った」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Vigna angularis
★豆だから花の形はわかるけど
クリーム色に咲くが優しく
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姫海芋(ヒメカイウ)
- 2012/07/31 (Tue)
- サトイモ科 |
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姫海芋(ヒメカイウ)はサトイモ科ヒメカイウ属の多年草である。
北海道と本州の東北地方(福島県を除く)及び中部地方(長野、富山)に分布し、低地や山地の水湿地に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
根茎は横に這う。
根際から生える葉は心形で、長い柄がある。
開花時期は6~7月くらいである。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は白く、幅の広い卵形である。
花序には花被はない。
花序のほとんどが両性花で、先だけに雄性花をつける。
水芭蕉(ミズバショウ)を小形にしたような花である。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Calla はギリシャ語の「kallos (美しい)」からきている。
種小名の palustris は「沼地に生える」という意味である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Calla palustris
★水芭蕉思わすような姫海芋
小さく咲いてどこか可愛く
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八代草(ヤツシロソウ)
- 2012/07/30 (Mon)
- キキョウ科 |
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八代草(ヤツシロソウ)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草である。
阿蘇・久住地方の限られた地域にのみ生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部にも分布する。
大陸と地続きのころの遺存植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
和名の由来は、熊本県の八代で発見されたことからきている。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は幅の広い被針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~9月くらいである。
茎先に筒状で紫色をした花が集まって上向きに咲く。
花径は2センチくらいで、花冠の先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Campanula はラテン語の「campana(鐘)」の縮小形で小さな鐘を意味する。花冠の形から名づけられた。
種小名の glomerata は「集まった」という意味である。
変種名の dahurica は「(シベリアの)ダフリアの」という意味である。
写真は8月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Campanula glomerata var. dahurica
★絶滅の危機に晒され支援待つ
八代草の花は紫
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熊野水木(クマノミズキ)
- 2012/07/29 (Sun)
- ミズキ科 |
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熊野水木(クマノミズキ)はミズキ科ミズキ属の落葉高木である。
本州から九州にかけて分布し、丘陵や山地に生える。
海外では、台湾、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどにも分布する。
和名の由来は、三重県の熊野で発見されたことからきている。
「水木」というのは、水分量の多いことからきた名である。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
近縁種の水木(ミズキ)の場合は互い違いに生える(互生)。
葉の先は鋭く尖り、縁には小さな波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色でやや艶があり、裏面には毛が生える。
開花時期は6~7月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、淡い乳白色の花をたくさんつける。
花弁は4枚である。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤黒く熟する。
属名の Cornus はラテン語の「cornu(角)」からきている。材質の堅いことから名づけられた。
種小名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Cornus macrophylla
★豪快に折り重なって花をつけ
熊野水木は今が宴と
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珊瑚油桐(サンゴアブラギリ)
- 2012/07/28 (Sat)
- トウダイグサ科 |
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珊瑚油桐(サンゴアブラギリ)はトウダイグサ科タイワンアブラギリ属(ジャトロファ属)の常緑小低木である。
属名の読み方は「ヤトロファ属」とするものもある。
常緑だが、温度が低いとすぐ落葉する。
原産地は中央アメリカである。
樹高は100~150センチくらいである。
多肉植物で、幹が徳利のように膨らむ。
葉は円心形で、成長すると割れてくる。
開花時期は6~9月くらいである。
雌雄同株である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、珊瑚のような赤い花を咲かせる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
別名を徳利油桐(トックリアブラギリ)という。
学名のジャトロファ・ポダグリカで表示するものもある。
属名の Jatropha はギリシャ語の「iatros(医師)+trophe(栄養)」からきている。この属の1種が薬用とされることから名づけられた。
種小名の podagrica は「太く膨らんだ」という意味である。
写真は6月につくぱ植物園で撮った。
学名:Jatropha podagrica
★太らせた幹がとってもチャーミング
咲かせる花は南国の色
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