新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ミカン科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2010.01.15
九年母(クネンボ)
- 2010.01.14
紀州蜜柑(キシュウミカン)
- 2010.01.13
香母酢(カボス)
- 2010.01.12
温州蜜柑(ウンシュウミカン)
- 2010.01.11
伊予柑(イヨカン)
九年母(クネンボ)
九年母(クネンボ)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
来歴は不明だが古くから知られる。
万葉名を「あべたちばな」という。
江戸時代まではミカンの主流品種であったという。
本州の一部と四国から沖縄にかけて分布する。
樹高は2~3メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は全縁か、細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月くらいである。
葉の脇に花径2~4センチくらいの白い花をつける。
花弁と萼片は5枚ずつある。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1本である。
結実時期は冬で、橙色の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)をつける。
果皮は厚くてでこぼこがあり、特有の香りがする。
果肉は酸味が強いが、完熟すれば生食できる。
上の写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
下の写真は3月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Citrus nobilis
★でこぼこの姿がどこか床しくて
歴史の重み味わうように
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紀州蜜柑(キシュウミカン)
紀州蜜柑(キシュウミカン)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
由来については諸説があるが、和歌山県での栽培は安土桃山時代には行われていたという。
豪商の紀伊国屋文左衛門が嵐をついて江戸まで送ったという逸話で知られる。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は5~6月である。
花は白い5弁花である。
実が実るのは10~11月である。
温州蜜柑(ウンシュウミカン)と異なり、内果皮の中に種がある。
今は温州蜜柑(ウンシュウミカン)に押されて、栽培量もわずかだという。
俳句では「蜜柑」が秋の季語である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Citrus kinokuni
★この蜜柑食べていたねぇ幼き日
振り返らずも映像見えて
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香母酢(カボス)
香母酢(カボス)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
漢字では「臭橙」とも書く。
柑橘類の1つで、大分県の特産物である。
柚子(ユズ)の近縁種だが、実は一回り大きい。
樹高は2~4メートルくらいである。
枝には鋭い棘がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~6月くらいである。
ミカン科特有の白い5弁花をつける。
収穫時期は11月から冬にかけてである。
熟すと黄色くなるが、緑色のうちに収穫する。
多汁で酸味が強く、果汁を搾って食用とする。
実の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は5月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus sphaerocarpa
★花見ても違いはあまりわからぬが
まろやかな香り思い出しつつ
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温州蜜柑(ウンシュウミカン)
温州蜜柑(ウンシュウミカン)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
和名の由来は、柑橘類の名産地であった中国浙江省の温州に因む。
ただし、それは名だけで、原産地は鹿児島県と推定されている。
関東地方から南で栽培されている。
通常は種なしとなるのが特徴である。
樹高は2~5メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は葉脈が目立ち、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
ミカン属では葉の柄に翼があることが多いが、本種にはない。
開花時期は5月である。
葉の脇に、花径3センチくらいの白い5弁花をつける。
雄しべはたくさんあり、雌しべは1個である。
実は直径5~8センチくらいのやや平たい球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黄橙色に熟する。
甘味があって食用になり、貯蔵にも向いている。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus unshiu
★もう少し陽射し短くなる頃に
美味しくなるよ楽しみにして
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花図鑑
伊予柑(イヨカン)
伊予柑(イヨカン)はミカン科ミカン属の常緑小低木である。
明治時代の初期に山口県の萩市で突然変異として発見された。
このため当初は穴門蜜柑(アナモンミカン)と呼ばれていた。
「穴門」は長門地域の古名である。
その後、愛媛県で主に生産されるようになったことから伊予柑(イヨカン)と呼ばれるようになった。
現在では温州蜜柑(ウンシュウミカン)に次ぐ生産量となっている。
樹高は2~6メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
白い5弁花をつける。
結実時期は12~2月である。
果汁はジューシーで、香りもよい。
写真は11月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus iyo
★伊予柑の味と香りが口の中
広がるようで笑みのこぼれて
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