新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
カテゴリー「ユリ科」の記事一覧
- 2024.11.26
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- 2011.05.17
アリウム・ネアポリタヌム
- 2011.05.16
アリウム・スティピタツム
- 2011.05.15
アリウム・ギガンテウム
- 2011.05.14
浅葱(アサツキ)
- 2011.05.13
葫(ニンニク)
アリウム・ネアポリタヌム
アリウム・ネアポリタヌムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は地中海沿岸地方で、乾燥した草地などに生える。
草丈は30~60センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5~6月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い星形の花をつける。
花被片は6枚である。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
異名をアリウム・コワニー(Allium cowanii)という。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の neapolitanum は「(イタリアの)ナポリの」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Allium neapolitanum
★清純に芳香を添えて咲き出ずる
花は星形ネアポリタヌム
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アリウム・スティピタツム
アリウム・スティピタツムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
原産地は中央アジアからアフガニスタンにかけた一帯である。
草丈は120~150センチくらいである。
根際から生える葉は、細長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は5~7月くらいである。
葉のない細い茎先に、球状をした大きな散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色の花をつける。
花序径は10センチくらいである。
花序は花被片が6枚ある小さな花が集合したものである。
1つひとつの花は比較的大きく、横に平らに開く。
花被片の幅は狭い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の stipitatum は「柄のある」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Allium stipitatum
★ひょろりんと花茎伸ばし葱坊主
広い大地がわが故里と
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アリウム・ギガンテウム
アリウム・アリウム・ギガンテウムはユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
アリウムはネギの仲間の総称である。
写真のような紅紫色のかなり大きな球状の花をギガンテウムと呼ぶ。
種小名の読み方は「ギガンチウム」とする場合もある。
原産地は中央アジアである。
草丈は1メートルくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5~6月である。
茎先に、ソフトボール状の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色の花をつける。
花序の直径は10センチから20センチくらいある。
ユリ科なので花被片が6枚ある小さな花が集合したものである。
群生していると壮観である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の giganteum は「巨大な」という意味である。
写真は6月に富山市の神通川河川敷で撮った。
学名:Allium giganteum
★揺ら揺らと坊主頭が風に揺れ
夢敷き詰める花の絨毯
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浅葱(アサツキ)
浅葱(アサツキ)はユリ科ネギ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地や海岸の草地に生える。
また、野菜として栽培される。
海外では、中国、シベリアにも分布する。
分類上は、蝦夷葱(エゾネギ)の変種とされている。
蝦夷葱(エゾネギ)にはチャイブ(chive)とか西洋浅葱(セイヨウアサツキ)などの別名がある。
草丈は30~40センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、細い筒状をしている。
開花時期は6~7月である。
半球形で淡い紫色をした花序をつける。
1つ1つの花には内側と外側に3枚ずつの花びら(花被片)がある。
花の真ん中には6本の雄しべと1本の雌しべがある。
和名の由来は、葉の色が葱(ネギ)よりも淡いことから「浅つ葱(き)」とされた。
葱(ネギ)には球根がないが浅葱(アサツキ)にはある。
茎や葉を乾燥したものを生薬で細香葱(さいこうそう)といい、頭痛、痛風、筋肉痛などに効く。
俳句の季語は春である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の schoenoprasum は「ノグサ属(Schoenus)のようなニラ」という意味である。
変種名の foliosum は「葉の多い」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum var. foliosum
★浅葱の花は紫手毬歌
恥じらうように風と戯れ
☆紫の手鞠は跳ねて手の中へ
小さき花の囁き聞こえ
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葫(ニンニク)
葫(ニンニク)はユリ科ネギ属の多年草である。
原産地は中央アジアとされている。
栽培は古代エジプト、ギリシャ時代から行われ、中国へは漢の時代に伝わったという。
日本へは中国を経て奈良時代に伝わった。
北海道と本州北部に分布し、山野や平地の道端などに生える。
また、食用として畑で栽培もされる。
草丈は60センチくらいになる。
茎は円柱形である。
葉は幅の広い線形である。
開花時期は5~7月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、紫色を帯びた白い花をたくさんつける。
花被片は6枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鱗茎を乾燥させたものを生薬で大蒜(だいさん)といい、健胃、発汗、利尿などの作用がある。
俳句では、「葫」「葫の花」が夏の季語である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の sativum は「栽培された」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Allium sativum
★葫の花は何やら優しくて
星散りばめた鞠を思わせ
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