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新・花の仲間調べ

仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。

カテゴリー「ラン科」の記事一覧

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ブルボフィルム・ベクアールティー



ブルボフィルム・ベクアールティーはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の多年草である。
ブルボフィルム属(Bulbophyllum)は東南アジアなどに約2000種が分布する着生種である。
属名の読み方は「バルボフィラム属」とする場合もある。
日本にも豆蔦蘭(マメヅタラン)などが自生し、和名を「マメヅタラン属」という。
本種の原産地はアフリカである。
ギニア、リベリア、ナイジェリア、ザンビア、ケニア、タンザニアなどに分布し、標高900~2200メートルくらいの森に生える着生種である。
異名をブルボフィルム・コクレアツム(Bulbophyllum cochleatum)とする説もある。
草丈は20~40センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春から夏である。
花の色は紫褐色で苞葉に包まれた独特の花序である。
1つ1つの花径は1センチくらいで小さい。
属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。
種小名の bequaertii はアメリカの自然科学者「ベクアールト(Joseph Charles Bequaert, 1886-1982)さんの」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Bulbophyllum bequaertii(=Bulbophyllum cochleatum var bequaertii)


★アフリカの花はまだまだ謎多い
 地味な色して不思議な姿




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セロジネ・フラッキダ



セロジネ・フラッキダはラン科セロジネ属の多年草である。
セロジネ属はアジアや南太平洋に200種以上が分布する着生種である。
属名の読み方は「コエロギネ」とするものもある。
本種の原産地は中国の南西部、ミャンマー、ラオス、ヒマラヤ、インドの北部などである。
標高900~2000メートルの森の中に生える着生種である。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春から夏である。
花の色は白く、唇弁には帯状に黄色い模様が入る。
花径は3~4センチくらいで、よい香りがする。
属名の Coelogyne はギリシャ語の「coelos(空洞)+gyne(雌)」からきている。柱頭が窪んでいることから名づけられた。
種小名の flaccida は「ふにゃふにゃした」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Coelogyne flaccida


★真っ白で香り豊かなフラッキダ
 黄の唇は隠す術なく




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デンドロビウム・スカブリリンゲ



デンドロビウム・スカブリリンゲはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
原産地はミャンマー、ラオス、タイである。
標高600~1200メートルの森に生える着生種である。
草丈は30センチくらいである。
茎は棒状で、葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春である。
花径は3~センチで横に開き、花の色は白い。
唇弁は3つに裂けて前に突き出て、真ん中の裂片は黄色い。
花はよい香りがする。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の scabrilingue は「ざらざらした舌の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrobium scabrilingue


★小さいが艶やかに咲く花姿
 スカブリリンゲは香りも強く





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神津海老根(コウヅエビネ)



神津海老根(コウヅエビネ)はラン科エビネ属の多年草である。
伊豆諸島の固有種で、神津島、新島、御蔵島に分布する。
大霧島海老根(オオキリシマエビネ)と海老根(エビネ)の自然交雑種である。
大霧島海老根(オオキリシマエビネ)は環境省のレッドリスト(2007)で絶滅危惧IB類(EN)に登録されている希少種である。
別名を匂い海老根(ニオイエビネ)というようによい香りがあり、本種もそれを引き継いでいる。
東京都の2011年版レッドリストでは「コエズエビネ」と表記し、絶滅種に当たるDランクに登録されている。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は長い楕円形で、幅が広く大きい。
開花時期は4月から5月である。
花の色は紫色や桃色で、唇弁は白い。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の izuinsularis は「伊豆諸島産の」という意味である。
種小名の discolor は「2色の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Calanthe izuinsuaris x Calanthe discolor


★いろいろな困難のなか交雑し
 命長らう伊豆の海老根は




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奄美海老根(アマミエビネ)



奄美海老根(アマミエビネ)はラン科エビネ属の多年草である。
奄美大島の固有種で、原生林の中に生える。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、標高300メートル以上の山地の林の中に生える地生種である。
園芸採取などによって絶滅寸前となっている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
霧島海老根(キリシマエビネ)の近縁で、その変種(Calanthe aristulifera var. amamiana)とする見方もある。
草丈は25~50センチくらいである。
葉は長さが15~25センチくらいある長い楕円形で縦皺があり、根際に1~3枚がつく。
開花時期は2~4月である。
茎先から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2~3センチの小さな花を垂れ気味につける。
花の色は白や紫色を帯びたものなどがあり、変化が多い。
唇弁は扇状の三角形で、先は3つに裂ける。
真ん中の裂片は、先が浅く裂ける。
距は、長さは7~13ミリくらいで短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Calanthe はギリシャ語の「calos(美)+anthos(花)」からきている。
種小名の amamiana は「奄美大島の」という意味である。
写真は3月につくば植物園で撮った。
学名:Calanthe amamiana


★ハブの棲む森に根を張る地生蘭
 奄美海老根は多彩な姿




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