新・花の仲間調べ
仲間ごとに分類して季節の花をお届けします。
藪肉桂(ヤブニッケイ)
- 2013/12/09 (Mon)
- クスノキ科 |
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藪肉桂(ヤブニッケイ)はクスノキ科クスノキ属の常緑高木である。
本州の宮城県から沖縄にかけて分布し、低地の林に生える。
海外では、台湾、中国の南部、済州島などにも分布する。
和名の由来は、肉桂(ニッケイ)の仲間で藪に生えるということからきている。
「藪」には役に立たないや劣るという意味もある。
「肉桂」は中国名を音読みしたものである。
別名を黒だも(クロダモ)という。
「たも」は漢字では木編に「佛」と書き、霊(たま)ないし撓む木の転訛したものと言われる。
白だも(シロダモ)や青だも(アオダモ)との対比でつけられた名である。
樹高は10~15メートルくらいである。
樹皮は平滑で暗い褐色をしている。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、3脈が目立つ。
裏面は白っぽい黄緑色である。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に淡い黄緑色をした目立たない花を疎らにつける。
花冠は筒状で、先が6つに裂ける。
結実期は11~12月である。
花の後にできる実は楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟する。
かつては種子から香油を採り、葉や樹皮は薬用にされた。
材は器具材や薪炭材として利用される。
属名の Cinnamomum はギリシャ語の「cinein(巻く)+amomos(申し分ない)」からきている。巻いた皮の形と香りを称えて名づけられた。
種小名の tenuifolium は「薄い葉の」という意味である。
写真は11月に那覇市の識名園で撮った。
学名:Cinnamomum tenuifolium
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黒ポプラ(クロポプラ)
- 2013/12/08 (Sun)
- ヤナギ科 |
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黒ポプラ(クロポプラ)はヤナギ科ハコヤナギ属の落葉高木である。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、中央アジアなどである。
日本へは明治時代の中期に導入され、街路樹や公園樹とされている。
特に北海道の景観には欠かせないものとなっている。
別名を黒山鳴らし(クロヤマナラシ)という。
「山鳴らし」の名は葉がわずかな風にも揺れて鳴ることからきている。
英名はブラックポプラ(black poplar)である。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver.3.1, 2001)では軽度懸念(LC)に指定されている。
樹高は20メートルから30メートルである。
雌雄異株で、雄株は樹形がほうき状になり、雌株は枝をやや横に広げると言われている。
葉は幅の広い三角形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には浅く細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月から6月である。
尾状の褐色の花をつける。
果実は尾状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、6月ころに白い綿毛のついた種子をまき散らす。
属名の Populus はラテン語の古名からきている。諸説があるが語源ははっきりしていない。
種小名の nigra は「黒い」という意味である。
写真は10月に北大のポプラ並木で撮った。
なお北大のポプラは変種の西洋箱柳(セイヨウハコヤナギ:Populus nigra var. italica)だとする説もあるが未確定である。
学名:Populus nigra
★憧れのポプラ並木が甦る
ここを目指した幼い昔
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銀泥(ギンドロ)
- 2013/12/07 (Sat)
- ヤナギ科 |
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銀泥(ギンドロ)はヤナギ科ハコヤナギ属の落葉高木である。
別名を、裏白箱柳(ウラジロハコヤナギ)という。
原産地はヨーロッパの中南部、モロッコ、中央アジアなどである。
日本へは明治時代の中期に渡来し、街路樹や公園樹とされている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
雌雄異株である。
樹皮は灰白色で、深い割れ目が入る。
葉は卵円形で手のひら状に3つから5つに裂ける。
葉の裏面には白い毛がたくさん生えていて白っぽく見える。
開花時期は3月から4月である。
葉の脇から淡い緑色をした尾状花序を垂れ下げる。
果実は尾状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、5~6月ころに白い綿毛のついた種子をまき散らす。
近縁種の泥の木(ドロノキ)は葉が裂けない。
属名の Populus はラテン語の古名からきている。諸説があるが語源ははっきりしていない。
種小名の alba は「白い」という意味である。
写真は6月に旭山動物園で撮った。
学名:Populus alba
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泥の木(ドロノキ)
- 2013/12/06 (Fri)
- 未選択 |
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泥の木(ドロノキ)はヤナギ科ハコヤナギ属の落葉高木である。
別名を泥柳(ドロヤナギ)ともいう。
材木としては柔らかいので「泥のように役に立たない」というところからつけられた名である。
ポプラの仲間である。
北方領土を含む北海道から中部地方にかけて分布し、湖岸や河岸などに生える。
海外では、朝鮮半島やサハリンなどにも分布する。
樹高は20~30メートルである。
若木の樹皮は灰緑色で滑らかだが、老木は暗い灰色で縦に裂け目が入る。
葉は幅の広い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は丸く、縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質はやや革質で、表面は濃い緑色、裏面は緑白色である。
開花時期は4~6月である。
雌雄異株で、穂状の花をつける。
雄花は暗い紅褐色、雌花は黄緑色である。
果実は尾状のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、6月ころに白い綿毛のついた種子をまき散らす。
材はマッチの軸木やパルプなどに用いられる。
属名の Populus はラテン語の古名からきている。諸説があるが語源ははっきりしていない。
種小名の maximowiczii はロシアの植物学者「マキシモビッチ(Carl Johann Maximowicz, 1827-1891)さんの」という意味である。
写真は11月に十和田湖畔で撮った。
学名:Populus maximowiczii
★強い風ものともせずにどっしりと
泥の木は立つ小雪舞うなか
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メタセコイア
- 2013/12/04 (Wed)
- ヒノキ科 |
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メタセコイアはヒノキ科メタセコイア属の落葉高木である。
分類の仕方によってはスギ科とされる。
1属1種で、「生きた化石」と呼ばれる。
1939年に日本で化石が発見された。
その後、1945年に中国の四川省で現存することが確認された。
別名を曙杉(アケボノスギ)という。
針葉樹だが落葉をする。
樹高は20~30メートルになる。
樹形は円錐形である。
樹皮は茶色で、縦に裂ける。
葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
複葉のように見える枝も向かい合って生える(対生)。
秋には赤茶色に紅葉した後、落葉する。
開花時期は2~3月である。
雌雄同株である。
葉の展開する前に雄花が枝から垂れ下がる。
雌花は緑色の鱗片葉が球形に集まったものである。
花の後にできる実は球果(マツカサ)である。
秋から冬にかけて結実し、たくさんの種子が地表に落ちる。
属名の Metasequoia はギリシャ語の「meta(後に)+Sequoia(ヒノキ科セコイア属)」からきている。後にセコイア属と区別したことから名づけられた。
種小名の glyptostroboides は「Glyptostrobus(ヒノキ科スイショウ属)に似た」という意味である。
写真は12月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Metasequoia glyptostroboides
★太古より命永らえ今にある
メタセコイアの姿伸び伸び
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